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PET検査は、ほぼ全身のがんリスクをチェックすることが目的です。現在、多くの人間ドックが、PET(陽電子放射断層撮影)検査とCT(コンピュータ断層撮影)検査を融合させた「PET-CT検査」を検査コースとして設定しています。がん細胞は正常な細胞に比較して、3~8倍のブドウ糖を取り込む性質があります。PET-CT検査はその性質を利用(いわばがん細胞にマーキング)して、ブドウ糖に似た検査薬(FDG)を受診者に注射し(1時間程度で全身に運ばれるのを待った後に)検査を実施します。

PET-CT検査は、とくに、肺がん、食道がん、すい臓がん、大腸がん、頭頸部がん、悪性リンパ腫をはじめ、女性特有の乳がん、子宮がん、卵巣がんなどの各リスクの発見に役立ちます。いっぽう、投与したFDGが尿のなかに排出されるため、膀胱がんや腎臓がん、前立腺がんなどのリスクは判別しにくいとされています。ただ、受診者にとっては1度の検査ですみ、撮影中の苦痛も少ないため、がんリスクのチェックに関する有用性は高いといえます。

受診費用

PET検査にかかる費用はおよそ10万円

一般的にPET検査の受診費用は、およそ10万円といわれています。受診する施設や地域によって極端に異なる傾向は見られません。また、がんリスクが気になるけれども自覚症状がない、健康な方が人間ドックでPET検査を受ける場合、自由診療扱いで全額自己負担となります。

がんリスクとは、たとえば、近親者にがんに罹患(りかん)した人がいる方、長年の喫煙、偏った食生活、肝炎、パピローマウイルス、ピロリ菌などの慢性感染症、女性ホルモン補充療法、加齢に伴う免疫力の低下などが挙げられます。

検査の必要性

がんを調べるための検査の一つが「PET検査」

がん検診というと胸のX線写真、胃バリウム検査、内視鏡検査、最近は、CTやMRIが使われています。これらは形を見ていく検査です。がんが大きくなると周囲の臓器を圧迫したり、周りを引っ張ったり、色つやが変わったりします。

医師は頭の中にある臓器の解剖情報を参考に、微妙な形態変化を見つけていきます。たとえば、CTで胸とお腹を撮影したとすると、大体100cmの長さを5mmごとに撮影するため、200枚の画像から小さながんを見つけていきます。これが一日10人程度であれば、簡単ですが、50人や100人の多人数を診断しようとすると大変な作業で、集中力も低下していきます。

そこでPET検査(Positron Emission Tomography:ポジトロン・エミッション・トモグラフィー)の出番です。PET検査は、がん細胞がブドウ糖をたくさん取り込むという特性を利用した検査です。微量の放射性物質(18F-FDG)をブドウ糖にくっつけることで、がん細胞が18F-FDGを取り込むとコンピュータの画像の上でがんが光ります。

一度の検査で全身を調べることができるため、がんの早期発見や初期診断の他、がんの再発や他の臓器への転移も調べることができます。

予約〜検査

PET検診前日

準備 検査5時間以上前から絶食です。午前中に検査の場合は、前日の晩から絶食してください。水分をとる場合は、水または甘みのないお茶だけにしましょう。

PET検診当日

受診 18F-FDGなどの検査薬を注射し、PET検査の装置に横になって、撮影を行います。なお、検査薬を全身にいきわたらせるためには、約1時間程度の安静が必要です。読書や音楽を聴いたりすることも避け、静かに過ごしましょう。
時間 30分~40分程度(検査前の安静時間を除く)

PET検診終了後

時間 当日に結果がわかるところもあれば、後日というところもあります。
注意 検査時に注入したFDGが、体外に排出されるまで丸1日かかります。このFDGは放射能を発生しているため、完全に消えてなくなるまでの1日間は次の2点に気を付けましょう。
  • 妊婦や乳幼児への接触をひかえましょう。
  • FDGは尿として体外に排出されますので、トイレの後はよく手を洗いましょう。
西台クリニック:済陽 高穂

この記事の監修ドクター

西台クリニック:済陽 高穂

【略歴】
1970年 千葉大学医学部 卒業

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