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AIC八重洲クリニックインタビュー

より新しい医療機器を導入しスタッフの診断能力を向上することで受診者により良い検査を受けていただける体制を整えております

【Dr.インタビュー】医師:澤野 誠志 先生
MRIの装置を8台中6台は3テスラのものを配置し、CTはQDCという高精細CTを導入したことで、より細かな病変を診断可能となり、病気の早期発見につながっています。また、検査での被ばく線量は以前よりも少なくなりました。常により新しい医療機器を導入していくことはもちろんですが、医療機器に沿うように、検査技師も個々にブラッシュアップすることで医師にコメントできるような診断能力を得ることを目的にしております。

  • 医師を目指されたきっかけについて詳しくお話をお聞かせください。

    私の父が開業医だったのですが、父に影響されたこともあり私も医師の道に進みました。父とは違う放射線科というところに私は入りましたが、私が医師になったころはCTやMRIといったものがない時代でした。そのCTやMRIや超音波の機械の進歩とともに私の医師の人生も歩んできたと言う感じです。そのため新しい医療機器の存在する現場にいつもいられるということで非常にうれしく思っておりますし、やりがいも持っております。

  • 医師として普段から心がけていることについて詳しく教えてください。

    普段から私が心がけていることは、受診者に丁寧に接して、丁寧に診療し、診断し、そしてその結果を誰にでも分かりやすい言葉で伝えるということです。私共の仕事柄、よくレポートを作成するのですが、そのようなレポートでさえも医師だけではなく、どの受診者が見ても分かりやすい内容のレポートを作成しようということを常に考えています。

  • こだわって導入した医療機器や使用頻度が高い医療機器について教えてください。

    当院ではMRIの装置を8台、CTを2台導入しております。MRIの装置は3テスラが6台あるのですが、これは1施設の導入数としては国内でもとても多く、CTの装置に関しては320列の新しいものを導入しています。ただ、台数が多いだけではなく、MRIもCTも含めまして、ソフトウェアのバーションアップを行い、より新しい医療機器で皆さんに検査を受けていただけるような体制を心がけています。

  • CTの検査を受ける方の中には被ばくのリスクを心配される方もいらっしゃると思いますが、どれぐらい被ばくするのですか?

    先ほども申しあげました通り、当院では320列のより新しいCT装置を導入しておりまして、以前のCTと比べますと低被ばくのソフトウエアが入っているため通常のCTと比べた場合、心臓を例にしますと15分の1の被ばく線量という非常に少ない被ばく線量で検査が可能という状況になっています。CTに関してはQDCという高精細CTも導入されており、より細かなものが観察可能、診断可能になってきているという状況です。

  • 施設の職員や技師の皆さんに対して力を入れていることがありましたら詳しくお聞かせください。

    院内の受付業務を始め、検査技師の方も対象として接遇研修というものを毎月行っております。それに加えて、月2回の部内のミーティング、全体ミーティングも月1回行っており、おのおのテーマをもって参加することで新しいものや意見をなるべく導入し、ブラッシュアップすることでより良い医療に皆が関われるようになっていくということを目的にしております。

  • AIC八重洲クリニックの強みやアピールできる点について教えてください。

    当院では、高性能の医療機器の導入と検査体制をアピールポイントとして挙げることができます。検査技師さんの能力も個々にブラッシュアップをしており、ただ検査をするだけではなく検査技師さん自体が診断能力を向上させて医師にコメントできるような診断能力を得ることを目的にしています。CTやMRIの読影にも各部位ごとに専門性がありますが、より専門性の高い医師を採用して読影していただく体制を整えています。

  • AIC八重洲クリニックで掲げられている理念について詳しくお話しください。

    当院の名称がAIC(Advance Imaging Center)という名称なのですが、より新しい医療で診断をする施設ということを目的にしております。そして、それに恥じない、医師、技師、職員、スタッフの検査体制、接遇を含めましてなるべくより良いものを受診者の皆さんに提供しようというふうに心がけています。そのためには、導入している医療機器のアップデート、そして働いているスタッフ一人一人が能力を向上させることが大事だと思っています。

  • 医師になって良かったと思えた瞬間のエピソードなどがありましたらお聞かせください。

    やはり、受診者の皆さんから感謝されるときだと思います。放射線科というのはレポートを作るだけで終わっている場合が多いのですが、それでも受診者から直接感謝をしていただけることがあるのです。日々医療に携わる中で、受診者の皆さんに感謝していただけると、皆さんの役に立てているんだなと実感できます。やはりこのような瞬間に喜びを感じますし、同時に医師になって良かったというふうに思います。

  • 予防医療の重要性について先生のお考えを詳しくお聞かせください。

    人間ドックあるいは保険診療で早期に病気を見つけるということが、その人の極端に言うと命を救う可能性が出てくるため、手遅れにならないようになるべく早めに病気を見つけるということが大切です。過剰診療ということではなくて、的確にそれをより早期に診断するということが大事になってくるというふうに思っており、そのため予防医療というのは非常に重要な問題だと思っております。

  • 予防医療の重要性を伝えるための取り組みについてお話をお聞かせください。

    私どもは普通の保険診療だけではなく人間ドックも行っておりますが、人間ドックの方は、肺がん検診や腹部総合がん検診や脳ドック、心臓も画像診断を含めて検査をすることをプランとして提供しております。通常健診に含まれている採血、レントゲン写真だけではなくて、より早期の病変を発見するために当院が得意としている、より精密な画像診断をご活用していただければと考えています。

  • 健診にかける先生の熱い想いについて詳しくお話をお聞かせください。

    健診において重要なことは、早期に病気を見つけるということです。早期の診断がより医療費がかからない、治療するにしても高額な医療費にならないでリーズナブルな治療ができるという、医療費削減の面から言っても非常に重要ではないかと思いますし、そのために予防医療があるというふうに思っております。ですので、なるべくたくさんの方に健診を受けていただきたいと、予防医療に関わる人間としてはそのように常に望んでおります。

  • 今後、AIC八重洲クリニックをどのような医療施設にしていきたいとお考えですか?

    現在当院では、MRIが8台ありそのうち6台が3テスラの装置を導入しており、この台数自体も全国でとても珍しいと思っております。CTの装置も含めまして、常に新しい装置に更新していくという必要があり、よりたくさんの方に検査をしていただくためにも台数も増えていく可能性もあります。そのため、機械だけではなく働いているスタッフもそこに沿うように自己研鑽を積んでより良い医療を提供しようと思っております。

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