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東京都板橋区の人間ドック・検診関連情報

「35歳健診」~からだとこころの健康づくり~

生活習慣病への理解を深め、生涯を通じた健康づくりに役立てるため、板橋区健康福祉センターでは、板橋区民35歳の人(勤務先で健康診断を受診できる人は対象外)を対象に、無料で健康診査・健康講座・保健指導を行っています。案内及び受診券は5月末に送付し、検査日・結果日の2日間に分けて実施しています。所要時間は検査日・結果日とも2時間程度です。健診の内容として、検査日には問診、身体計測・血圧測定、診察、検尿、血液検査(血糖・脂質・肝機能・貧血等・腎機能・痛風)、胸部レントゲン、うつスクリーニング、食事調査等を行っています。結果日には、受診した健康福祉センターで健診結果を説明し、健康講座(保健・栄養・歯科・運動など)を受講するよう取り組んでいます。

「35歳健診」実施状況

平成29年度に行われた「35歳健診」では、男性351名、女性822名、計1,173名の人が参加しました。健診結果では、男性の54.1%、女性の39.1%には何らかの「異常あり」という結果が出ました。異常ありの内訳としては、男性が(1)脂質異常症(2)肥満症(3)肝疾患に対し、女性は(1)脂質異常症(2)貧血(3)肥満症が多く見られました。さらに、男性の約2割の人がメタボリックシンドロームまたはその予備群と判定されています。メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態で、それぞれが重複した場合は命にかかわる病気を招くこともあります。これらは食べ過ぎや運動不足など、悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって、予防・改善することが大切です。

いたばし健康づくりプロジェクト

板橋区は「栄養・食生活」と「運動」の分野で株式会社タニタと連携し、効率的・効果的なヘルスプロモーション活動を推進するプロジェクトです。板橋区内の体育施設や健康福祉センター等に計測スポットを設置するとともに、参加者には活動量計を配布します。参加者は活動量計を持ち歩き、ウォーキングなどの運動後に、計測スポットで活動量、体重、体脂肪率、筋肉量、血圧等のデータを測定しています。それらを株式会社タニタの専用WEBサイト「からだカルテ」でデータ管理することにより、からだの状態や成果がどんどん「見える化」していき、自らの健康管理に役立てることができます。また、積極的かつ継続的にプロジェクトに参加できるように、「楽しく歩く」ための観光スポット紹介や、「食事や運動」をテーマとしたセミナーも開催しています。事業を展開するとともに、スポーツ・産業・観光などの様々な分野との連携により、板橋区民が取り組む健康づくりを積極的に支援し、健康づくりのサポートをしています。

65歳からの元気力測定会で元気力(生活機能)チェック

65歳以上になると、気づかないうちに「体力・筋力の低下」「食事量の不足」「物忘れ」などが進んできます。「つまづきやすくなった」「口がかわく、お茶や汁物でむせる」など自覚症状がある人はもちろん、また自覚がない人も早めに気づき介護予防に取り組めるよう、板橋区内5カ所で「元気力測定会」を開催しています。板橋区内在住の65歳以上の人で、要支援・要介護認定を受けていない人を対象とし、元気力(生活機能)チェックシートに基づき、身体計測として身長・体重・血圧、体力測定として握力・開眼片足立ち・5m歩行、口腔機能測定、栄養状態等をチェックしています。