仙台オープン病院の写真・動画・インタビュー
仙台オープン病院インタビュー
病院併設型の健診センターの強みを生かし、スピーディーな対応が可能です。
-
【Dr.インタビュー】健診センター専任部長:野田 裕 先生
病院併設型の健診センターである強みを生かし、スピーディーな対応と診断を心がけています。人間ドックにも歴史があり、特に注力している検査であるため、宿泊人間ドックも十分な内容になっています。人間ドックは疾患を見つけるだけでなく、ご自身の今の状況を知るために大切です。ぜひご自身の身体に向き合う時間をわれわれと共有させてください。
貴院の掲げる理念やコンセプトについて教えてください。
年一回の定期健診は、健康で実りのある長寿社会へのパスポート」が当院で掲げる理念です。仙台オープン病院に併設していますので、健康上での指導についてさまざまな施設と連携をとれるメリットがあります。また、仙台オープン病院自体、非常に良い医療を提供していますので、皆さまの健康のお手伝いをきちんとしていけるのも大きな特徴だと考えています。
予防医療や健康意識を啓発するための取り組みについて教えてください。
病院全体を挙げて、地域健康講座を年に30回、市民医学講座を月に一回開催しています。この講座を通じて、地域の方々に健康に対する関心を持っていただき、人間ドックや健診の受診につながればよいと考えています。以前に比べると、健康への関心は高まっているように感じますが、まだまだですので、今後もこうした啓発活動を行っていきたいです。
問診や面談時に気を付けていること、心がけていることを教えてください。
社会的な立場や家庭環境は個々で異なります。それを踏まえたうえで、健康指導のお手伝いをしていくことを大切にしています。それは医師だけでは難しく、看護師や保健師、事務スタッフ全員の協力が必要で、まさにチーム医療を心がけています。これは病院全体、健診センター全体でみなが気を付けて取り組んでいることです。
院内環境について教えてください。
2018年11月に拡大改装を行い、ロッカールームを大きな目玉としてリニューアルしました。男女別はもちろんですが、女性ロッカーにはパウダールームもございます。また、待合室は一カ所ではなく数か所用意していますし、どこも余裕を持った作りで、リラックスしてお待ちいただけます。健診センターにはマッサージチェアもありますので、ご自由にお使いください。
一泊二日ドックコースについて教えてください。
宿泊していただけるので、くつろぎながら検査が受けられるのがこのコースの特徴です。お泊まりいただくのもホテルのような個室を用意しており、環境はしっかり整備されています。また、最近増えている大腸がん検査を早期発見する大腸内視鏡検査は、一泊でしかできない検査ですので、このコースを受診される方の特典です。睡眠時無呼吸症候群の検査や、歯科口腔(こうくう)健診も同様です。無理なく楽しみながら検査ができるよう勧めていきますので、ぜひお越しください。
フォローアップ体制について教えてください。
当院は病院併設型の健診センターです。そのため、検査で何か異常が見つかった際には、基本的に仙台オープン病院に行き、二次検査・治療をしていただく流れとなっています。治療は長期にわたるケースもあるため、負担なく通っていただくために、お住まいの地域の病院をお調べして紹介することも可能ですし、ご希望があればお申し付けください。
身体に負担がかかりやすい検査時の配慮について教えてください。
患者さまがよく苦痛を訴えるのが、内視鏡検査です。当院では経口と経鼻で選択可能となっており、鎮静剤の使用ももちろん可能です。また、内視鏡を専門に行う内視鏡専門医も多くおりますので、長年の経験と技術で痛みを伴うことなく検査をしていきます。やはり楽に受けていただくことが検査への苦手意識をなくしていきますので、非常に気を使って対応している部分です。
画像検査の読影体制について教えてください。
当院では画像検査に対してダブルチェック体制をとっています。検査の種類にもよりますが、外部からドクターを呼び手伝っていただくケースもあります。どうしても人間ですので見落としが起きる場合もございますが、ダブルチェックを行えば、見落としがかなりの確率で減らしていけます。疾患の早期発見のためにもダブルチェックは欠かせないと考えていますので、今後もしっかりと取り組んでいきます。
受診者へメッセージをお願いします。
当院では昭和55年より人間ドックを開始しております。宿泊室は全個室、インターネット、専用ラウンジもございます。病院併設型の健診センターという利点を生かし、精密検査や治療が必要な時は速やかにお手伝いできるよう対応いたします。ご自身の身体を守るためにも、ぜひ一度受けに来てください。お待ちしています。