星のまちクリニックの写真・動画・インタビュー
星のまちクリニックインタビュー
丁寧でスピーディーな検査がモットーです。利用者さまに喜んでいただけるようキッズスペースの設置や院内設備にもこだわっています。
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【Dr.インタビュー】院長:安田 隆弘 先生
大腸カメラと胃カメラは時間かかる検査ですので、お忙しい方やお子さま連れの方には負担が大きくなります。当院ではスピーディーな検査を行うことを常に心がけておりますので、なかなか検査に時間が取れない方には特におすすめです。また、キッズスペースやパウダールームの設置により、女性に喜んでいただける空間作りにも力をいれています。
予防医学の重要性について、貴院のお考えを詳しくお聞かせください。
本来は病気の治療をメインにやっていますが、病気になる前段階、未病の状態で発見できることが予防医学には大切です。重篤な状態にならないように未然に発見して、患者さんにできるだけ自力で治していただけるような医療を目指していきたいと思い、当クリニックのモットーとして頑張っております。
このエリアで健診をする中で感じる、受診者のプロフィルや見つかりやすい疾患リスクなどについてお聞かせください。
受診者の年齢は30代40代の方が多いです。普段病院にかかっている方は少ないので、いろいろな形で健康の情報を提供して、それをもとにご自身の健康状態をチェックしていただければと思います。お忙しい方や単身者の方が多く、食生活が不規則になりがちなため、高血圧や糖尿病が疾患としては目立ちます。
人間ドックの受診が推奨される人のプロフィルや受診頻度について、教えてください。
がん発症年齢は60代を過ぎてからが多いですので、60代以降の方には率先して健診を推奨しております。胃カメラや大腸カメラも含めて年に一回は最低でもご受診ください。また、60代以下の方でも基本的な健康診断は定期的に受診していただいた方が身体の経年変化を追えるため、重要となります。病状が安定されている方に関しても、2~3年に一回はするようにお伝えはしています。
血圧脈波検査とABC検査の目的について、教えてください。
ABC検査は、日本人がかかるリスクの高い、胃がんの原因となるヘリコバクターピロリ検査をすることができます。初めから胃カメラは抵抗があると思うので、最初はこのABC検査をしていただき、高リスクの判定が付いた方は改めて胃カメラ検査をおこなうといいと思います。血圧脈波検査は、心筋梗塞や血管性の病気に関してのリスクチェックをするものなので、当院では率先して導入をしていますし、皆さまにもぜひ受けていただきたい検査です。
胃カメラ人間ドック検査について、特徴や方法についてお聞かせください。
ピロリ菌の除菌に関しては胃カメラが必須となっていますので、健診でピロリ菌+胃カメラで胃炎の状態を確認したうえですぐに次の除菌法にかかれるように胃カメラを推奨しています。特に胃違和感がない場合は胃カメラを率先して受診いただき、早期に治療に結び付けたいと思っております。そのため苦痛軽減につなげるため、胃カメラも鼻からいれる細いタイプのものを使用しています。
「大腸・胃カメラ人間ドック」について、目的や特徴を教えてください。
胃カメラ人間ドックに大腸カメラを加え、罹患(りかん)数上位である大腸がんリスクの発見に重きを置いたコースになります。このコースは、短時間で検査が済むように設定されたコースですので、利用者さんの身体の負担も少なくご好評をいただいております。内視鏡に関しては、柔らかいタイプで柔軟に対応できるよう硬度可変を使用しているため、従来の内視鏡よりも見える範囲が広がり、病変の見落としも少なくなります。
腫瘍マーカー検査、BNP検査、脳梗塞・心血管障害の発症リスク検査について、特徴や目的を教えてください。
腫瘍マーカーは数種類オプションとしてご用意しています。簡便な検査になりますので、最初のスタート地点として受けてみてください。BNP検査は心臓の状態をチェックする検査ですが、現在の状態を早めに知ることで治療につなげる事もできるため、お勧めしています。脳梗塞・心血管障害の発症リスク検査は遺伝子レベルで心疾患のリスクをチェックする検査です。今後の疾患予測の指標につながるので積極的にご使用ください。
画像検査の読影体制について教えてください。また、結果説明方法についても併せてお願いします。
画像検査に関してはダブルチェック体制をとっています。結果説明の際にも画像を見せながら説明をするので、そこでも見落としをさらに減らしていけると思います。どこが良くて何が正常なのかを分かりやすくピンポイントでお話しするよう心がけていますので、疑問点や不安な点はその場でご相談ください。また、病変がある場合はプリントアウトしてお渡ししますので、次の病院にかかる際に利用してください。
院内環境や設備についてのポイントを教えてください。
院内にはキッズスペースを設けておりますので、お子さま連れの方にもお気軽にご来院していただいています。また、パウダールームを設置しており、女性の方に喜んでいただけるような工夫もしています。トイレもバリアフリーにすることで、広々と使いやすく清潔感のある雰囲気を保つよう心がけています。
待ち時間や検査時間短縮のために工夫していることがあれば教えてください。
人間ドックはスタッフの人数を多めにしていますので、座る間もなく検査に回っていくようなイメージです。スピーディーな検査提供を大切にしていますので、予約の時点で余裕のある時間にとるように意識をしています。また、働いている方が多いため土曜日の受診にも対応しており、お忙しい方でも気軽に受診いただけると思います。
先生から受診者の方にメッセージをお願いします。
当院は胃カメラと大腸カメラに力をいれております。両方の検査を一日で終了できることが当院の強みです。また、検査が短時間で済むのは利用者さまにとっても大きなメリットだと考えています。皆さまの希望に沿って柔軟に対応し、受診者目線に立った健診をこれからも意識して行っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。