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岡山県の人間ドック・検診関連情報

特定健康診査の受診状況と地域的偏り

国民健康保険中央会の特定健康診査等実施状況データによると、2015年に岡山県で実施された特定健康診査の対象者は308,163人で、そのうち受診したのは88,535人と全体の28.7%でした。さらに受診した人のうち,11,022人が特定保健指導(積極的支援・動機付け支援)の対象となったのですが、利用したのは1,743人とわずか15.8%でした。未受診者及び特定保健指導未利用者の割合が高い市町村は、岡山市や倉敷市、津山市といった人口の比較的多い市町村に集中しています。

岡山県によるがん死亡数の推移

厚生労働省の人口動態統計によると、2016年における岡山県の死因別割合で最も高い数値を示したのががんで、25.9%とおよそ4人に1人ががんが原因で亡くなっています。この数値は全国の平均である 28.5%に比べやや低い状況にはあるのですが、しかし、岡山県におけるがんによる死亡者割合は、1982 年以降、35 年連続で死因の第1位となっています。

がん征圧岡山県大会

岡山県では9月のがん征圧月間に向けて、8月にがん征圧岡山県大会が例年開催されています。2018年度の8月に行われたがん征圧岡山県大会では、「子宮がんの最前線」というテーマで講演会が開かれました。岡山県はこの大会の開催を通して、がん予防に対する正確な知識の普及および啓発、早期発見・早期治療を行うための検診を推奨すると同時に、関係機関・団体等の組織強化を図り、積極的な対がん運動の推進を目指しています。

岡山県による禁煙支援の取り組み

岡山県では「第2次健康おかやま21」において、2022年度までに成人の喫煙率を12%に減少させるという目標値を揚げています。喫煙率の低下を促進するためには、医療関係者による喫煙者への支援はもとより、行政、医療、教育等のそれぞれの関係機関による取り組みが重要です。そのため、禁煙についての相談・支援にあたる幅広い関係機関と連携し、禁煙支援についての基本的な知識や理解を深め、さらなる活動を促進することを目的としてフォーラムを開催します。