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独立した女性専用エリアを設け、女性でも受診しやすいクリニックを目指しています

: 【Dr.インタビュー】理事長：加藤寛先生
当クリニックは産科から始まりました。長い歴史の中で、親子代々受診される方が非常に多いです。女性受診者が多いため、独立した女性専用エリアを設け、アロマを利用するなど、女性がリラックスして過ごしていただけるような環境作りに日々励んでいます。女性疾患に知見を持った医師も多く在籍しておりますので、気になる症状があればお気軽に当院へご相談ください。

健康促進セミナーについて教えてください。
健康促進セミナーは、日々進歩する医療技術や予防方法を知ってもらい、地域に住む人々が健康を維持するための院外活動として行っています。元々は患者（受診者）さまの希望に沿って、個々の知識を高めてあげることが目的として始まりました。そのため、その時によってテーマは異なりますが、最近では乳腺をテーマに開催いたしました。さまざまな先生をお呼びし、専門家からのお話を聞くことができるのでご自身の健康意識を高めていただくためにもぜひご活用ください。
貴院を訪れる受診者のプロフィールや健康意識の傾向について教えてください。
現代はスマホやネットが普及しているため、個人でさまざまな情報を入手できるようになっています。そのため、個々の健康意識は以前よりも高くなっていると感じています。世代によって興味や関心は異なりますが、世代が上の方に関してはいろいろなアドバイスが必要であり、しっかりとお話を聞いていくことが大事になります。また、産科に関しても年々受診いただく方が増えてきています。
施設内環境や受診者への接遇について教えてください。
当院は受診される方の年齢層が幅広いため、さまざまな種類の雑誌を用意し待ち時間も退屈しないよう工夫しています。また、季節に合わせたお花を用意するなど、緊張をほぐしリラックスして過ごせるような空間を創っています。乳腺外科や産科にご来院される女性のため、レディースフロアを設置しているのも大きな特徴だと考えます。自由に過ごせますのでお気軽にお越しください。
フォローアップ体制について教えてください。
検査をして万が一異常が見つかった場合、手術が必要なケースであれば提携している大学病院へ紹介状を発行いたします。もちろん当院で対応できるものに関してはしっかりとフォローも致しますし、他院で手術をしたあとにまた当院へお戻りいただくことも可能です。患者（受診者）さまに合った医療を受けていただきたいので、その時の状況に合わせた方法をご提供いたします。
結果報告・読影体制について教えてください。
当院の読影はダブルチェック体制が基本です。ただチェックをするだけでなく、日本産婦人科学会認定産婦人科専門医師による読影を行っています。検査結果についてもすぐわかるものは当日にお話しますし、産科のようにエコーを診ながら直接お話しできるケースもあります。皆さまいろいろな思いをもって受診されますので、家庭環境や仕事のことなど、悩みや不安なことをしっかりと聞いてあげることも大事だと考えています。
ブライダルチェックについて教えてください。
感染症や子宮がん・卵巣がんのリスクを調べることが主な目的です。検査については産婦人科の担当医が行い、血液検査から経膣エコー、子宮頸部（けいぶ）細胞診をしていきます。ブライダルという名目ではありますが、結婚を控えている方でなくてもぜひ受診していただきたいと思います。早期発見できれば治療も最小限で済むこともありますので、何よりもまずはご自身の身体を調べていくことが重要であると言えます。
予防医学の重要性について教えてください。
疾患を早期発見することで、スムーズな治療につながるケースは高いと考えています。女性の場合であれば子宮や卵巣や乳房などの組織を温存することで、将来的に妊娠・出産の可能性も高まります。早期発見するためにはそれぞれの診療科の知見を活かした検査が必要です。当院には知見を持った医師がおりますので、皆さまが勇気をもってご来院されればお役に立てることもあるのではないかと考えています。
アピールしたい点やアドバイスなどあれば教えてください。
平均寿命が高くなっていますが、がんにかかる方が非常に増えています。がんも部位やステージによって今後の治療法は大きく異なりますが、一つ言えることは、早期発見できれば身体的にも心の負担も減らしていけるということです。後悔しないよう、自覚症状が出る前に早めの検診をお願いします。特にこれから結婚や出産を希望される方は、早めの対応をしていきましょう。