あおもりPET画像診断センターの写真・動画・インタビュー
あおもりPET画像診断センターインタビュー
画像診断に知見を持った医師がPET-CT検査を行っています。
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【Dr.インタビュー】院長:佐々木 泰輔 先生
当院は画像診断専門施設です。日本医学放射線学会 放射線科専門医により設立された施設で、その強みを生かし、画像診断には非常に力を入れています。画像診断に知見を持った医師による読影に注力をしています。また、画像を見ながら説明をおこないますので、疑問点や不安点がありましたらその場で解消していきましょう。問題が起こった場合は、しかるべき医療機関へのご紹介もいたします。
病院の設立経緯について詳しく教えてください。
元々は、鳴海病院からできている施設です。そこの院長が日本医学放射線学会 放射線科専門医であり、同じく私も日本医学放射線学会 放射線科専門医であった事も共通点として挙げられます。青森県は平均寿命が全国最下位であり、がんの死亡率も全国最下位です。【※出典:国立がん研究センター都道府県別 悪性新生物 75歳未満年齢調整死亡率推移 (男女計)による】われわれに何かできることはないかと考えたときに、放射線科の医師の専門領域である画像診断を扱い、PET-CTを行おうというのが設立経緯です。
一般健診とは別に任意型のがん検診を受診することの意義について教えてください。
がんでも、早期発見できれば治るがんがあります。そのために、がん検診の重要性は非常に大きいと考えています。また、がん検診で広く使用されているPET-CT検査は、一回の検査で全身が調べられるというメリットがあります。他にも、胃カメラや大腸カメラ、CT検査など、それぞれの疾患に対して発見しやすい検査もありますので、これは任意型健診にて自らご受診ください。
PETーCT検査の特徴について教えてください。
がん細胞はブドウ糖が大好物です。体にブドウ糖によく似ている薬剤を投与して、その薬剤ががん細胞に集まっている状態を画像化するのが、この検査の原理・方法です。たとえれば、疑似餌でがんを釣るわけです。一回の検査で結果が出ますので、非常に有効な検査として現在は多く使用されています。広範囲のがんをチェックするのに適していますので、ぜひ一度は受診されるとよいでしょう。
結果報告・フォローアップ体制について教えてください。
がん検診の受診者さまには、部屋で検査画像をお見せして説明をしています。当院は検査のみを行う施設ですので、検査で異常がある場合には、どの病院に行けばいいのかなども含めてご説明しています。もちろんご希望があれば紹介状発行も可能ですし、アフターフォローはきちんと行いますのでお気軽にご相談ください。
貴院を訪れる受診者さまをお待たせしないための工夫はありますか?
当院の検査は完全予約制となっています。そのため、待ち時間が少なくなっていますので、お忙しい方でも気軽に受診していただけます。また、検査時間は受付から3時間ほどですので、お仕事の合間にでもぜひいらしてください。
先生からメッセージをお願いします。
がんは死因の上位を占める怖い疾患ですが、早期に見つけ治療をすれば治るケースが高くなってきています。自覚症状が出てくると進行している場合が多いですので、年に一度でも定期的にがん検診を受診され、早期発見に努めてください。当院は検診専用施設ですが、アウターフォローもしっかり行い、受診者さまがリラックスした時間を過ごせるような環境作りにも励んでいます。ぜひお待ちしています。