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地域の健康に根付いた医療を目指し、ホームドクターとして予防医療を実践するクリニック

: 【Dr.インタビュー】院長：木村寛伸先生
当クリニックは地域の皆様の健康を願い、住民に寄り添った医療を提供しています。ホームドクターとして、皆様とアットホームに接していくことで、自身の身体と向き合うための時間をより充実したものにしていただければ嬉しいです。そして、疾患の早期発見に努め、予防医療を提供していきたいです。

予防医学の重要性について、貴院の考えを詳しくお聞かせください。
まず大切になるのが、生活習慣病の早期発見です。これは定期的に健診、人間ドックを受けることが一番の予防策だと考えます。現在は医療費の高騰が国をあげて問題となっていますし、これからの医療は予防医学に変わっていくことも考えられます。それに期待をして、今後も健診の大切さを一人でも多くの方に伝えていきたいと思います。
このエリアで人間ドックを提供する中で感じる、受診者の年代や疾患リスクなどの傾向があれば教えて下さい。
金沢だけでなく、近隣地域の方も週末休暇を利用して当クリニックを訪れます。一般的な生活習慣病、高血圧、高脂血症、肝機能異常、逆流性食道炎は頻度が高く見つけることが多いです。また、独身男性で夜遅くまで働き、偏った食事やアルコール摂取により脂肪肝になる方も増えてきています。病気は生活習慣との関りが非常に高くなりますので、普段の生活から意識をしていただく事をお願いしています。
人間ドックの受診が推奨される年代やプロフィ―ル、受診頻度の目安などあればお教え願います。
働き盛りの４０代～６０代の方、普段なかなか病院に行く機会が少ない方には積極的に受診を推奨しています。仕事がお忙しく時間を取るのも難しいと思いますが、年に一回でもお休みをとり、ご自身の身体と向き合う日を作ってあげてください。健康で楽しく過ごしていくためにも早期発見、早期治療は欠かせません。
半日人間ドックについて、目的や特徴など詳しくお聞かせ願います。
半日人間ドックは、忙しくて十分な時間が取れない方に対して、最低限度のスクリーニング検査としての内視鏡、超音波をおこなう検査コースです。この検査では、私の専門分野である消化器疾患、逆流性食道炎、早期胃がんやポリープを見つけることが目的です。その中でも特に、胃カメラを標準実施することで、胃がんリスクの早期発見により力をいれています。
胃内視鏡検査（胃カメラ）の挿入方法についてお教え願います。
当クリニックでは、経口・経鼻を選択していただけます。まだ経口を希望される方が多いのですが、少しでも苦痛を軽減するために、一番細い口径のものを使用し、リラックスした雰囲気を作るよう心がけています。また、経口の場合は鎮痛剤の使用も可能ですので、どうしても不安な方はぜひご相談ください。
大腸内視鏡付き人間ドックについて、特徴や目的をお教え願います。
半日人間ドックに大腸内視鏡検査を加えたもので、特に大腸がんリスクを重点的にチェックする事が目的の検査コースです。もちろん大腸がんの早期発見も大事ですが、大腸がんの前がん状態であるポリープを発見するためにも有用です。ポリープの状態で見つかれば内視鏡切除ができるため、大きな手術にならず対応できます。これは患者様の負担軽減や予防医学にもつながってくると考えます。
シンプル大腸内視鏡検査について、特徴や目的をお教え願います。
大腸カメラだけを単独でおこなうコースで、大腸がん早期発見に特化した検査となります。そのため、他は異常ないが便潜血だけ引っかかってしまった方に対してお勧めしています。また、ポリープが複数ある方は、二年に一度のペースでこのシンプル大腸内視鏡検査を受診されておくと、ポリープががん化する前に発見する事ができますので安全だと思います。
貴院での画像診断の読影体制について、特徴などお教え願います。
当クリニックでは、検査時と説明時に細かくチェックする事で、見落としのないよう努めています。私自身、内視鏡の専門医（日本消化器内視鏡学会認定　消化器内視鏡専門医）であり消化器病の専門医（日本消化器病学会認定　消化器病専門医）を取得しています。また、結果説明も当日おこないますので、一緒に画像を見ながら病変部位を指摘するなど、しっかりと確認しながらご説明させていただきます。
貴院での受診後のフォローアップ体制について、お教え願います。
当クリニックは消化器が専門となりますので、消化器系疾患が疑われる場合には二次検査・診療に関してはこちらでおこなっています。非常に大きなポリープ以外であれば内視鏡で切除できますので他院に行く必要はありません。どうしても当クリニックで処置が難しい疾患に関しては、二次機関として関連施設にご紹介させていただきます。もちろんご希望の医療機関があればお申し出ください。
大腸内視鏡検査の際に、受診者への負担軽減のため行っていることはなんですか？
空気の代わりに、体内への吸収が速い炭酸ガスを注入しています。これにより施行後の腹部の膨満感は軽減され、負担なく受診いただけます。実際に患者様からも、喜びのお声をいただいていますので、大腸内視鏡に抵抗のある方はぜひお試しください。他にも、鎮痛剤の使用をおこなうことで負担軽減にも努めてますので、ご希望があればお申し付けください。
みずきクリニックの強みは何ですかは何ですか?
当クリニックは土曜日にも人間ドックの受診が可能です。半日で胃も大腸も完結できますので、お時間みつけてぜひご来院ください。また、アットホームな体制で皆様をお迎えしておりますので、緊張せずに何でもお話しいただき、一緒に身体の状態を確認していきましょう。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
人間ドック・健診にかける先生の想いをお聞かせ願います。
やはり一番大切にしているのが、がんの早期発見です。例えば胃がんの場合、萎縮性胃炎やピロリ菌が胃がんの発生に大きく関係していることも分かっているので、そうした前段階から早めに対処する事で、がんの早期発見につながります。そして内視鏡は早期発見には有用な検査ともなりますので、苦手意識を持たずぜひ積極的に受診する事をお勧めいたします。