信州たつの健診プラザ

人間ドックコースは基本検査項目に保健指導を追加

信州たつの健診プラザの人間ドックは、日本人間ドック学会が推奨する検査項目に、保健指導を追加した検査コースで、生活習慣病はじめ、がんや心臓病、脳血管疾患などの疾患リスクの早期発見が主な目的です。
上部消化管検査を「胃部内視鏡検査（胃カメラ）」で基本設定されているのが特徴です。また鎮静剤は使わず、胃カメラは「経鼻内視鏡」が基本設定ですが、経鼻内視鏡が難しい方もしくは希望の方は経口内視鏡による実施も可能です。内視鏡検査は受診時の不安軽減のために声掛けを行います。

胃カメラ検査で胃がんリスクの早期発見を重視

上部消化管の内部から状態を観察できる胃カメラは、胃がんや食道がん、十二指腸潰瘍などの疾患リスク発見のほか、各部位の様々な異常発見に有用です（胃炎・ポリープ・逆流性食道炎など）。部位別がん罹患数で常に多い胃がんリスクの早期発見を重視しています。

男女特有のがんリスクを調べる腫瘍マーカー

当プラザの人間ドックコースでは「腫瘍マーカー検査」も実施しています。腫瘍マーカーの種類としては、CEAでは消化器系がんを、PSA（男性）では前立腺がんを、CA125（女性）では卵巣がん・子宮がんの各がんリスクを調べます。

肺がんリスクを調べる胸部X線検査は2方向

当プラザでは肺がんリスクの早期発見・早期対応を主な目的として「胸部X線検査」を2方向から実施しています。特に男性の喫煙歴が長い方にも受診を推奨しています。

マンモグラフィと超音波検査の同時受診で女性特有の疾患リスクを軽減

人間ドックコースのオプションとして、乳がん検診（デジタルマンモグラフィ＋乳腺超音波検査）と子宮頸がん検診（子宮頸部細胞診）を提供しています。女性にとって注意が必要な乳がん・子宮がんリスクを重点的に調べます。女性特有の疾患である乳がん・子宮がんについては罹患率も高く注意したい病気であるため、多くの女性受診者の疾患リスク軽減につなげられたらと考えています。

異なる検査の併用で乳がんリスクを総合判断

乳がんリスクの検査として「デジタルマンモグラフィ」と「乳腺超音波検査（エコー）」を実施しています。デジタルマンモグラフィでは乳がん初期段階の石灰化を検出し、乳腺超音波検査は、若い女性に多いとされる高濃度乳腺におけるしこりを発見するのに有用です。
乳がんリスクの総合的な判定に有用となるため、性質の異なるデジタルマンモグラフィと乳腺超音波検査の併用を行なっています。

胸部・胃・マンモの読影はダブルチェック/保健師・管理栄養士からも説明

検査画像の読影体制は、胸部・胃・マンモグラフィについては医師によるダブルチェックを行います。また受診結果は個人情報保護の観点より、受取確認や追跡調査可能な発送方法を利用致します。
なお結果を受け、保健師・管理栄養士より保健指導や食事指導も行っております。
万一検査で問題が見つかった場合、当院は健診専用施設なので、症状にあわせて近隣の健診機関へ紹介状発行の対応を行います。最寄りでは町立辰野病院があり（当院の目の前）、その他受診者のかかりつけの有無を確認し、もしかかりつけの医院が決まっていればその病院へ紹介状を発行します。