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新しい病棟では、受診者の動線を重視することで待ち時間の短縮が可能となりましたので、快適に健診を受けていただくことできます

: 【Dr.インタビュー】医師：牟田和正先生
牟田病院の新病棟では、受付からそれぞれの検査を受けていただくまでの受診者の動線を徹底的に考えた設計になっており、スムーズに検査を受けていただくことで待ち時間を短縮できるようになります。かつ、各検査もプライバシーを確保した落ち着いた環境で受けていただくことができるようになりました。また、新たに医療機器を導入したことでこれまでよりも正確な診断ができるよう努め、病気の早期発見・早期治療の貢献を目指します。

先生が医師を目指したきっかけについてお話をお聞かせください。
私の父は、医師でした。そのため、幼いころから医師として働く父の背中をみて育ちました。そして、父からはとても忙しいが、大変やりがいのある仕事だといつも聞かされておりました。自分も将来は、父のようにやりがいのある仕事に就き、父と同じように人の役に立ちたいと思っておりました。そして、医師の道を自然と志すようになったと思います。
医師として日頃から心がけていることについて詳しく教えてください。
当院は、長年この地域で医療サービスを提供してきたという歴史があります。それは、この地域の住民の方に頼っていただけ、支えていただいたからこそ、この歴史を築けたと思っております。これからは、今までよりももっと住民の方に頼っていただけるように、誠実に受診者さん一人ひとりに接して、受診者さんのために仕事をするように心がけていきたいと思います。
院内設備に関してこだわりを持って取り組んだことがありましたらお聞かせください。
2018年に落成した新病棟では受付から各診療科までの動線を徹底的に見直し、できるだけ受診者さんが動きやすい病院になるよう工夫しました。これにより、待ち時間を大きく短縮できるようになりました。また、新しい機能も充実させまして頭のMRIや内視鏡機器に関してはこだわって新しく導入したため、今までよりも診断能力が向上しました。
導入されているMRIの特徴について、詳しくお聞かせいただけますでしょうか？
MRIは、脳梗塞や脳出血を早期または発症前に発見することが可能です。脳の病気というのは、一度でも発症してしまうと重い後遺症がもたらすことがとても多く、日常生活に大きな支障をきたします。そのため、発症してしまう前に脳の血管の状態を詳しく知ることにより、大きな病気を未然に防ぐことが可能です。当院では、できるだけ新しい機械を取り入れられるように日々努力しております。
内視鏡検査の特徴についてのお話を詳しく、お聞かせいただけますでしょうか？
当院では、内視鏡検査は胃カメラと大腸カメラの両方を受けていただくことが可能です。胃カメラですと、経鼻内視鏡という大変細い内視鏡を使用することで負担を軽減することがしますし、日帰り検査を受けていただくこともできます。通常の胃カメラがつらいとおっしゃる方には、経鼻内視鏡がおすすめです。また、大腸カメラの検査は、ポリープなどが発見された場合にも日帰りでポリープの切除を行うことができる治療も行っております。
スタッフの皆さんに対して、接遇面やスキルアップなどで力を入れていることがあれば教えてください。
医療チーム一体となって日々の医療サービスを提供しておりますので、スタッフ間のコミュニケーションが重要となってきます。また、それだけでなく、受診者さんともしっかりとコミュニケーションを取れるように常に努力しております。そのため、接遇はとても大事であると考えております。当院では、日々の声掛けやあいさつなどの基本的なところから取り組むようにしています。
牟田病院の強みとはどのようなところにあるとお考えですか？
当院は、この福岡のエリアで30年間医療サービスを提供しておりますので、より地元に密着して、皆さんとの壁が少ない、垣根の低い病院を目指して日々の業務を行っております。地域住民の皆さんのホームドクターとして、これからも受診者の健康をサポートするべく地域密着型の温かい医療の提供を行っていきたいと思っております。
牟田病院で行う健診においての強みは何ですか？詳しくお聞かせください。
先ほどもお話をさせていただきましたが、当院では新病棟を建築いたしました。受診者さんの動線を考えた造りになっておりますので、待ち時間の短縮につながっています。また、内視鏡センターでは完全個室の前処置室を設置しておりますので、下剤を服用したときにもほかの受診者の皆さんと会うこともないため、これまでよりも快適に検査を受けていただくことができます。このように、新施設の設備面に関しては、とても自身があります。
牟田病院が掲げられている理念について、詳しく教えてください。
当院には、開設当初から30年間掲げている理念があり、「誠実・信頼・継続」となります。受診者の皆さんが訴える痛みや症状だけ診るのではなく、心も含めた身体全体を診るようにすることで、これまでの努力と、受診者の皆さんと築き上げてきた関係性をもとに、これからも変わらずに、このモットーを心に刻みながらより良い医療を受診者の皆さんへ医療サービスを提供していきたいと思っております。
先生が、医師になって良かったと思えた瞬間のエピソードなどがあれば詳しくお聞かせください。
医師という仕事は、受診者の皆さん、そしてご家族の皆さんの人生に関わる仕事であるため、日頃から大変な仕事だとは思っております。しかし、受診者の病気を早期に発見することができ、無事に治療を終えられ、元気になられた姿をみると、やはり大変ながらも医師の仕事を続けていて良かったなとうれしく感じます。これから、1人でも多くの受診者の助けになるために努力していきたいと思います。
健診が重大な疾病の早期発見につながったケースがありましたら教えてください。
MRIなどの検査を受けていただくことで、破れる直前の脳動脈瘤（りゅう）が見つかることがよくあります。また、最近の消化器の病気やがんなどは、早くに見つけることができれば受診者の身体に負担が少ない治療を選択することもでき、医療費も抑えることが可能なため、早期で発見することが大変重要となります。また、早期の胃がんや大腸がんは検診によって見つかることが多いため、ぜひ定期的に検査を受けていただきたいと思います。
予防医療の重要性について、先生の想いを詳しく教えてください。
まずは、病気にならないことが特に大事だと思っております。ただ、その病気をどれだけ早く発見するかも重要です。生活習慣病でもそうですし、がんに関してもどれだけ早く見つけるかを重点においてわれわれは日々の業務を行っております。そのため、ぜひ健診を定期的に受けていただき、早くに病気を見つけていただきたいと思います。これからの時代は、このような早期発見の観点が大変重要になってきます。