医療法人徳洲会 石垣島徳洲会病院の写真・動画・インタビュー
医療法人徳洲会 石垣島徳洲会病院インタビュー
石垣島の島民に予防医学についての知識を深めていただき、病気を未然に防ぐことや、早期発見・早期治療を行うことで健康を支えます
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【Dr.インタビュー】院長:池原 康一 先生
徳洲会グループのスケールの大きさを生かしてそろえたエコー・CT・MRIなどの医療機器をできるだけたくさんの地域住民に使っていただくことで、病気の予防、早期発見、早期治療につなげ、皆さんの健康を少しでも支えることがわれわれの使命だと思っています。特に、生活習慣病については、食事療法や運動療法の大切さを受診者に理解していただき、予防の段階から携わることで大きな疾病につながらないように病気をコントロールしていきます。
医師として、検診業務に関わる中での志について教えてください。
実はつい最近まで、私は検診業務にまったく関わっていませんでした。検診に関わるようになったのは、2017年に当院の院長に就任してからになります。関わるようになってから感じたのは、この島では、まだまだ予防医学に関する知識は広まっていないということです。当院で検診を受けることができるということを島民の皆さんに周知していただき、これからたくさんの方に検診を受けていただけるようにスタッフ一同努めていきたいと思います。
人間ドックや検診を受ける方と接するうえで気を付けていることをお聞かせください。
検査が終わった後に診療を行うことになりますが、そのときにはすでに検査の結果が出ていることがほとんどです。通常であれば、検査が終了して数週間後に結果報告となりますが、当院ではいったん検査が終わった段階で受診者に結果をお伝えするようにしています。そのため、緊急を要する場合にも早めに紹介をして治療を開始していただくことができ、レントゲンで少し異常があると分かればCT検査を二次検査としてすすめることもできます。
院内設備に関して特にこだわった点などがあれば詳しく教えてください。
徳洲会グループのどの施設でも言えることですが、当院は離島へき地にある医療施設にも関わらず、多くの医療機器がそろっています。この医療機器を生かしきることこそが私の使命だと思っています。やはり、新しいCTやMRI、内視鏡機器などに関しては、離島へき地という立地の特性上、予算面でなかなか導入することができない施設が多いです。そんな中で、新しい医療機器を導入できていることが徳洲会という規模のメリットだと思います。
不安な気持ちを抱えて初めて検診を受けられる方に対しての配慮や工夫についてお聞かせください。
まず、医師を含めた全てのスタッフ全員が笑顔でいることだと思います。当院の人間ドックの受付は、本当に明るくて笑顔がすてきなスタッフがそろっていますので、来院してすぐから少しでも緊張を和らげるお手伝いができればと思っています。そして、検診結果をお伝えするときは、深刻な問題だとしても受診者を傷つけることのないような伝え方するなど、言葉選びに気を付けています。このような細やかな気配りが重要だと考えております。
今後、特に力を入れていきたい検査コースなどがありましたら教えてください。
現在当院では、一般人間ドックを行っておりますが、今後はがんに特化した検診に力を入れて行きたいと思っています。たとえば、胃がん検診では、バリウム検査だけではなく、血液検査と胃カメラ、エコーを行い、大腸がん検診でも便検査だけではなく大腸カメラを先に組み込むことができればと考えています。ほかにもCTやMRIなどの医療機器を率先して取り入れて、できるだけ早期に病気を発見できるように貢献できればと思っております。
医師になって良かったと思えた瞬間のエピソードなどがありましたら詳しくお聞かせください。
予防医学に携わることができたことが、医師になって良かったと思うことです。検診では、病気にならないように生活習慣などに関して指導を行ったり、病気を早期に見つけたりと、受診者の健康面に貢献できていることをとても誇りに思っております。検診業務に関わるようになって勉強したことも含めて、受診者にいろいろな情報を伝えて病気に関して理解を深めてもらうなど、予防の段階から携わっていけることに大きな喜びを感じます。
予防医学に携わることができたことが、医師になって良かったと思うことです。検診では、病気にならないように生活習慣などに関して指導を行ったり、病気を早期に見つけたりと、受診者の健康面に貢献できていることをとても誇りに思っております。検診業務に関わるようになって勉強したことも含めて、受診者にいろいろな情報を伝えて病気に関して理解を深めてもらうなど、予防の段階から携わっていけることに大きな喜びを感じます。
この地区は、生活習慣病の方が非常に多いエリアになります。平均寿命が全国的に伸びているのとは対照的に、長寿の島と言われてきたはずの沖縄の平均寿命は徐々に下がってきています。そのため、この状況をどうにしかしなければいけないという危機感が沖縄全体の医療従事者にはありますので、当院としても生活習慣病の予防に関して力を入れてきているところです。
今後、どのような検診が行える医療施設にしていきたいとお考えですか?
沖縄県の地域構想の中で、この地域も2030年頃までは人口が増え続けていくと言われています。実際に、石垣島も非常に人気の地域であり、観光客だけではなく、石垣島に移住し、受け入れ側として仕事に従事する方の人口も増えてきているため、われわれはそのような方の健康を守らなければいけません。これから、これからどんどん検診の存在を広めていくことで、気軽に検診を受けることができるチャンスを増やしていきたいと思っています。
検診業務にかける先生の熱い想いについて、サイトをご覧の皆さんに語っていただければと思います。
病気を未然に防ぐことや、病気を早期発見することが受診者にとって1番望ましいことであり、そのためには、「検診を受ける」という考えがさらに広がり、同時に当院を気軽に利用できる状況を作っていかなければと思っています。当院には充実した医療機器がそろっていますので、予防・早期発見・早期治療のために、エコー・CT・MRIをより多くの地域住民に使っていただき、この地域の健康を少しでも支えることができればと考えております。