シミズ四条大宮クリニックの写真・動画・インタビュー
シミズ四条大宮クリニックインタビュー
施設の規模をうまく利用し、できるだけ待ち時間を少なくしておりますので、リラックスをして健診を受けていただくことができます
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【Dr.インタビュー】センター長:瀧川 和彦 先生
これからの時代は病気をどれだけ予防していくのかが大切になってきます。当院ではたくさんの方に気軽に健診を受けていただけるように健診を受けやすい環境、特に検査時間の短縮を目指しております。また、受診者の皆さんがQOL(生活の質)を高められるように、病気の説明は丁寧に説明させていただき、病気への理解を深めていただいております。これにより、少しでも長く受診者の皆さんに健康を維持していただきたいと考えおります。
医師として普段から心がけていることについて詳しく教えてください。
受診者の方が話しやすい環境を作っていくことが非常に重要だと考えています。そして、その会話の中から得ることのできた受診者に関しての情報が、その後の治療方法にも影響を及ぼすため、受診者との会話の時間は大切にしています。そして、できるだけ分かりやすい説明を行うことで、受診者に病気に関して理解をしていただき、最終的に受診者と同じ方向を向いて治療をしていきたいと考えております。
院内設備に関するこだわりポイントなどがあれば詳しくお聞かせください。
ほかの大規模な医療施設とは違い、当院は小規模なクリニックです。その小規模さを生かして、できるだけリラックスした状態でより効率的に検査を受けていただくこと、そして、受診者の待ち時間を短縮できるように私も含め、スタッフ一同努めております。健診を受けに来ていただく方の中には、お忙しい合間を縫って来院される方もいらっしゃるため、できる限り無駄な時間を過ごしていただくことがないようにしています。
医療機器の中でこだわって導入されたものについて詳しく教えてください。
医療機器としては、他院と大きく違いはないと思います。胃カメラに関しては、経鼻内視鏡も導入しておりますので、経口内視鏡による検査がつらいとおっしゃる方にはだいぶラクに検査を受けていただけていると思います。カメラの件数も年々増やしているのですが、新しく導入したカメラは画像強調が使用できるようになり、これまで以上に病原が見つけやすくなったため、よりいっそうの病気の早期発見が可能となりました。
職員の方に対して、勉強会や研修などで力を入れていることがあればお話をお聞かせください。
当院を立ち上げたときから、職員に関しては週に1回のミーティングの中で接遇面や1週間の反省点などを含めて、受診者がどのように感じているかを話し合っています。人間ドックを受診していただいた当院のグループ内の受診者には、必ずアンケートを書いていただき、そのデータをもとに接遇サービスを向上させたり、スタッフにはスキルアップのための学会や講習会に率先して参加してもらうことで新しい知識や技術を取得しています。
シミズ四条大宮クリニックの強みやアピールできる点について詳しく教えてください。
導入している医療機器に関しては大きな違いはないと思います。ただ、大きな施設はベルトコンベヤーのように担当者が代わると思いますが、当院のような小規模の施設では、大きな検査以外は1人の担当者が担当させていただきます。このように、できるだけ受診者の皆さんには、リラックスして検査を受けていただける工夫をしておりますし、短時間で検査を終えることで待ち時間を少なくできるように機器の配置にも気を付けています。
健診専用フロアで検査を行われているとのことですが、特徴について詳しくお聞かせください。
当院では、2004年に健診センターをオープンさせました。この新しい健診施設では、一般診療の受診者と接触することなく、院内感染の心配をしていただくことなく、人間ドックや健診を受けていただくことができます。受信者には、できるだけリラックスして健診を受けていただけるように医師やスタッフが親切、そして丁寧に応対させていただきます。
医師になって良かったと思えた瞬間のエピソードなどがありましたらお話をお聞かせください。
健診業務を日々行っておりますと、まだ病気を発症してはいないが、気を付けなければいけないという方がたくさんいらっしゃったり、実際に発症しているのに放置している方が大変多くいらっしゃいます。そのような方たちには、一生懸命にお話をさせていただき、継続的な治療と翌年も来ていただきたいと説得をしております。そして、想いが通じてしっかりと治療を受けていただけたときは良かったと思います。
健診を通じて、重大な疾病の早期発見につながったケースがあれば教えてください。
毎年、胃カメラを受けられる方の中で2、3名の方に胃がんを見つけます。その都度、内視鏡切除、または外科的処置をしています。1番思い出深いのは、20代の方が心電図検査を受けた際に突然死を起こす不整脈の疑いが浮上し、大きな施設にすぐに紹介をしたのですが、その後やはり私の診断は正しく、幸いにもその方はすぐに治療を受けられたため大事に至らずに済み、その後わざわざお礼を言いに来院してくださったことはとても覚えております。
予防医療の重要性について、先生の考えを詳しくお聞かせください。
私が医師になったころは、すでに発症した病気を治療するということがメインでした。実際、それで延命はできるようになってきましたが、途中からQOLを高める必要があるという考えが広まり始めました。健診は予防医学ですが、どれだけ病気の発症を抑えるか、どれだけ軽い状態で抑えられるかが予防医学の根本です。早期発見、早期治療を行うことで健康で過ごせる年齢を長くすることがこれからとても大事だと考えます。
予防医療の重要性を伝えるために取り組まれていることがありましたら教えてください。
私は、病気に対して理解していただくことが重要だと思っておりますので、受診者さんには、病気に関してのお話を詳しく説明させていただいています。そして、人間ドックを受診する方には、検査結果を一緒に見ながら生活習慣病に関してのお話をしたり、それぞれ該当している病気があれば、病気に関するパンフレットなどを同封して、今後の生活習慣を改めていただくようにしています。
健診にかける先生の熱い想いについて語っていただければと思います。
大きな医療施設とは違い、アットホームな環境でリラックスして健診を受けていただきたいと思っております。受診者の方が緊張した状態で検査を受けられると、血圧が高く出たりなど、しっかりとしたデータを取ることができないため、できるだけリラックスした状態で受けていただけるようにわれわれもできるだけスピーディーな健診サービスを提供できるように心がけております。