おおぞら病院の写真・動画・インタビュー
おおぞら病院インタビュー
受診人数を限定することで、よりきめ細やかで気配りができる丁寧な健診を提供し、病気の早期発見、早期治療に努めております
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【Dr.インタビュー】院長:吉田 直彦 先生
病院併設というメリットを生かし、健診で万が一異常が見つかったときには迅速に治療へつなげられる体制を整えております。そして、内視鏡検査と乳がん検診に特に注力をし、胃部X線検査から胃カメラへの変更も追加費用なく行え、胃カメラ(経鼻)や鎮静剤を使用できることが特徴です。また、マンモグラフィとエコー検査に関しては、女性医師と女性技師が対応させていただきますので、より女性が検診を受けやすい環境となっております。
院内の設備に関してこだわられている点などがありましたら詳しく教えてください。
当院は2015年2月に現在のこの松山市の六軒屋町というところに新築移転をいたしました。以前は都市型の医療施設でしたが、地域密着型の病院への機能を変更いたしまして地域に根差した医療を提供することを中心に行っております。新病院に関しましては、開放的な病院を目指しており、プライバシーに配慮しつつも開口部を広く取り、自然光が室内を照らし、吹き抜けの空間では大きな窓を設置し非常に明るいスペースとなっています。
おおぞら病院では、特に力を入れていらっしゃる検査などはありますか?
当院では、内視鏡検査に特に力を入れております。よりつらくない、痛くない検査を受診者の皆さんに提供することを目指しており、よりリラックスして検査を受けていただけることを考え、環境を整えています。そして、胃透視から胃カメラへの変更を追加費用なく行えるということが当院の特徴でもあります。また、鎮静剤を使用して眠っている間に胃カメラを受けられる、もしくは経鼻内視鏡で苦痛に配慮した工夫をしております。
乳がん検診に関しての、こだわりなどがありましたら詳しく教えてください。
当院の乳腺センターでは、愛媛大学の先生方にご協力をいただきまして、女性技師によるマンモグラフィの撮影や女性医師によるエコー検査や診療を行っており、女性の受診者の方たち皆さまが検診を受けやすい環境作りを行っております。女性スタッフや医師による丁寧な対応による検査や診療は、受診者の皆さんからも大変好評を得ておりますので、これからもより丁寧な検診を提供し続けて行けるように頑張っていきたいと思っています。
働いていらっしゃる職員やスタッフの皆さんへの教育に関する取り組みについてお話をお聞かせください。
受診者の皆さんが健診を受ける施設として当院を選んでいただいたということに常に感謝しながら、接遇面、技術面の両面で職員やスタッフには日々頑張っていただいております。特に検査を担当する各スタッフは、向上心がとても高く、非常に勉強熱心であり、さらなる資格取得などを目標とし、日々検査の精度の向上に努めております。
おおぞら病院の強みやアピールできる点について詳しく教えてください。
病院併設型の健診施設となりますので、万が一健診に異常が見つかった場合には、そのまま当院で2次検査や治療などを迅速に開始し、そのあとも継続して通っていただくことができるところが当院の特徴であり、アピールできる点だと思っております。また、先ほども申し上げましたが、乳がん検診は女性医師と女性スタッフが担当いたしますので、あまり緊張することなく検診を受けていただけるのではないかと思っています。
おおぞら病院が掲げている理念についてお話をお聞かせください。
当院の理念は「地域のみな様に親しまれ、頼りにされる病院を目指します」となっております。これに関して、予防医学では、健康サポートセンターを中心に健診・人間ドックを行い、また1日健診を受けられる方の人数を制限することで、きめ細かく、気配りができる健診を提供しております。そして、診療から説明までのすべてに関して健診を担当する医師が責任を持って行うという質にこだわった体制をとっております。
医師になって良かったと思った瞬間のエピソードなどがありましたら教えてください。
健診の目的は、早期発見・早期治療だと思っております。そのため、万が一、健診により早期がんが見つかった場合でも、治療がうまく行き、また元の生活に戻ることができるといったことが健診を受ける理想の形であり、医師として喜びを感じます。また、生活習慣病が見つかり、受診者に治療の重要性を説明し、それが来院しての加療につながった場合も医師として非常にやりがいを感じうれしく思います。
健診が重大な疾病の早期発見につながったケースなどがありましたらお聞かせください。
当院では、健診が、がんの発見に結びつくことがもちろんありますが、そういった方々でも無事に治療を終えて、翌年からも継続して健診を受けに来ていただいている方もたくさんいらっしゃいます。中には会社の皆さんを誘っていただいて大勢の方で受診されることや、奥さまとご夫婦で受診していただくなどさまざまなケースがあり、予防医療の重要性を理解していただけることと健診の輪が広がっていくことを非常にうれしく思っております。
健診にかける先生の熱い想いについて、お話をお聞かせください。
当院は、乳腺外科、もしくは内視鏡外科といったことに力を入れた健診を行っております。そのため、さまざまな方々に丁寧で、きめ細やかな医療を提供できるのが当院の特徴と考えておりますので、病気の早期発見、早期治療のために、これからもより多くの受診者の方たちにお越しいただき、健診を受けていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
予防医療の重要性に関して、先生のお考えを詳しくお聞かせください。
私は医療従事者として、これまで大病を患ってつらい治療を受けている方、病気の後遺症を抱えた状態で日常生活を送られる方などをたくさん見てきました。そうならないためにも、予防医療の重要性というものを十分に理解していただき、実際に健診で見つかった病気は自覚症状がないものが非常に多いのですが、その場合にも治療の必要性を皆さんに理解していただき、治療を開始していただくことがわれわれの務めでだと感じております。
今後、おおぞら病院をどのような医療施設にしていきたいとお考えですか?
予防は、健診だけではなく、地域の方々への啓発活動も必要と考えております。実際に、この地域の高齢者クラブでの講演会や定期的な市民公開講座、あとジャパンマンモサンデーや世界糖尿病デーの市民参加型のイベントなど、さまざまな啓発活動も行っており、出張講座などで、この地域の皆さま方に広く病気の重要性、予防医学の重要性を知っていただくような活動も進めており、これからもこれらの活動は続けて行きたいと思っています。