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サクラビアクリニックインタビュー

受診者の言いたい事や悩みに耳を傾け、検査結果の説明を丁寧にすることで皆さんの健康維持に貢献できる健診施設を目指しています

受診者の言いたい事や悩みに耳を傾け、検査結果の説明を丁寧にすることで皆さんの健康維持に貢献できる健診施設を目指しています

病気を早く見つけて、早く治療をし、抑え込むことが受診者の身体への負担軽減につながるため、人間ドックを通じて病気の早期発見、早期治療を支援しています。受診者の身体への負担をできるだけ軽減いたします。診療のときはゆっくりと時間をかけ、受診者の悩みや不安にも耳を傾け、検査結果の説明も丁寧にすることで、隣接する、高齢者施設の住居者の皆さんを始め地域の皆さんの健康維持に貢献できる健診施設を目指しております。

  • 医師として心がけている事や受診者と接する上で普段から気を付けている事があれば教えてください。

    受診者の皆さんは、身体に痛みがあったり心につらいことを抱えていたり、とても不安な状態で来院されます。そのため、診療時には、なるべく時間をかけて受診者の方のお話をうかがい、問題点や悩みなどを明確にするよう日頃から心がけています。このように密にコミュニケーションをとることにより、検査だけでは分からなかった思いがけない疾病の発見などにつながることもありますので、受診者の皆さんとの会話は非常に大切にしています。

  • サクラビアクリニックのアピール点について詳しくお話をお聞かせください。

    当院は、ケア付き高齢者住宅に付属した医療機関になるため、普段から高齢の方のお世話をする機会が多く、スタッフも高齢の方の対応には慣れています。また施設の高齢者の中には身体が不自由な方もいらっしゃるので、そのような方でも利用しやすい環境を整備しています。そのため、高齢者や身体の不自由な受診者が当院に来院された際にも、特に不自由を感じることなく受診していただける体制が整っていると思っております。

  • 医師になってやりがいを感じた瞬間や良かったと思えた瞬間のエピソードなどがありましたらお聞かせください。

    私は、元々リウマチや膠原(こうげん)病の治療を専門としておりますが、関節リウマチという病期では関節炎による強い痛みが長期間続き、関節の変形や動きの制限から日常動作が次第に不自由になっていく大変な病気でした。しかし、今では薬剤や検査、診断法が進歩し、病気を抑えこむことができるようになりました。当初、痛みで仕事も休まざるをえなかった方が、治療でふつうに日常動作ができるようになったと聞くことも増え、そのようなときにやりがいを感じます。同様に、風邪でも、高血圧や糖尿病をコントロールしているときでも、受診者の体調が良くなって行くのを見るときに医師としてのやりがいを覚えます。

  • 健診によって重大な疾病の早期発見につながったケースなどはありますか?

    健診には、さまざまな項目が含まれ、それで肝臓や腎臓の障害や貧血などがみつかればさらに詳しい検査を行うわけです。もちろんどの検査も大切ですが、私がこの検査はぜひ受けていただきたいと思うのは、検便検査(便潜血反応)です。それまで検便で異常がなかったのにある時から便潜血が陽性(便に血が混じる状態)になったため、大腸内視鏡を行いポリープ、大腸がんが見つかったケースは多数あります。早期に発見できた場合は、内視鏡的な切除、腹腔(ふくくう)鏡による手術で済み、受診者の体の負担が非常に軽く済みます。これはたまたまかも知れませんが、毎年検査をうけていて、初めて便潜血が陽性になって大腸がんが見つかったケースでは皆さん治癒しています。中には開腹手術になった方もいらっしゃいますが、それでも検便検査(便潜血反応)は大腸がんの発見には大変有効であると考えています。

  • 予防医療の重要性に関して、先生の考えを詳しくお聞かせください。

    先ほどお話した関節リウマチを例に挙げますと、関節リウマチを治療しないで放置すると時間と共に軟骨や骨が破壊されて、関節の変形が進行します。残念ながら、破壊された関節は今の医学ではもとには戻りません。そのため、早くに発見して早期に治療を開始するほど、関節障害を生じない段階で病気の進行を食い止めることができ、リウマチの患者さんでも健康な人と同様に過ごすことが可能になります。これはほかの疾患にも同じことが言えます。どんな病気でも早く見つけて、早く治療をして病気を抑え込むことが非常に大事です。

  • 人間ドックのどのようなところに注力されていらっしゃいますか?

    当院の人間ドックは、隣接する老人施設の入居者の健康管理や人間ドックを行うというところから始まりました。大きな施設ではありませんが通常のレントゲンから超音波検査、高齢者が多いということで骨粗しょう症の検査などもしっかりと行い、検査の結果を丁寧に説明しております。また、通常の人間ドック専門の施設とは違い、高血圧、糖尿病、リウマチ性疾患などが見つかればそのまま当院で治療をしていくことが可能です。

  • サクラビアクリニックの特徴について詳しくお話をお聞かせください。

    当院は高齢者施設に付属したクリニックであり、高齢者の疾患に詳しく、高齢者の方の対応に慣れていると言えます。院長は関東中央病院で呼吸科部長・副院長を歴任した日本呼吸器学会の呼吸器専門医であり、私(副院長)は大学病院で長らく日本リウマチ学会のリウマチ専門医として診療をしてきました。高齢者に多いこのような疾患に精通しているということは高齢化が進む受診者を診ていく上で大きなポイントになるというふうに考えております。

  • 今後、サクラビアクリニックをどのような医療機関にしていきたいとお考えですか?

    通常の診療でもそうですが、人間ドックを通じて早期に病気を発見し治療を早く開始することで、病気による身体への影響や負担を少なくすることできます。今後ますます高齢化社会が進みますが、高齢になっても自立できる健康寿命を少しでも延ばせるよう、予防と早期発見・早期治療を核として、高齢者施設や地域の皆さんの健康維持に貢献できるような医療機関になるように努力します。

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