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宇都宮セントラルクリニックインタビュー

常に新しい画像診断技術を使用することで早期発見・早期治療の予防医療を追求し、受診者のメリットになる診療を提供しております

【Dr.インタビュー】代表:佐藤 俊彦 先生
日本人の乳房は特殊で、通常のマンモグラフィではなかなかがんが見えにくいため、発見することが難しいと言われております。そこで当院では、シーメンス社の3Dマンモグラフィを導入することで、より良い診断ができる体制を整えております。受診者の皆さんが画像診断を受ける際のファーストチョイスとなれるように、常に新しい機器を率先して取り入れ、画像診断の技術の精度を日々向上させる努力をしております。

  • 医師として日頃から心がけていることに関してお話をお聞かせください。

    医療機関のミッションとして、やはり早期発見や早期治療の予防医療を推進するということが非常に重要だと思っております。そして、日々進歩する医療の知識や技術に対して常にアンテナを張ることで、常に技術の向上と知識のアップデートを図り、いち早くそれらを臨床の現場取り入れることができるようにしております。このように、受診者の皆さんに大きなメリットのある診療体制や健診体制を提供したいと日々努力を続けております。

  • 受診者と接する際に、特に気を付けていることなどがありますか?

    まず、早く結論を出すということだと思います。そして、次に正しい結論を出すことだと思います。病変があれば迷わず次の検査をして、生検すべきかすべきでないかの判断をし、必要であればすぐに生検ができるという各部門間の連携が大事だと思っております。素早く画像診断を行い、その後、臨床医の方に紹介していくという一連のワークフローをきちんと短い時間で回すということを常に心がけております。

  • 院内の設備でこだわった点がありましたら詳しくお聞かせください。

    特にこだわった点は、男女の入り口を別にしたところです。そして、最近疾患が増えているもの、たとえば乳がんや大腸がんに関しては、それに合わせた診療のスペース、スタッフ、あるいは先生という診療のリソースをしっかりと整備していくということを大切にしております。また、今特に問題になっているのは認知症だと思いますが、そのための画像診断の体制、あるいはスクリーニングのシステムを、現在準備しているところです。

  • 導入されている医療機器に関して、特にこだわって導入されたものに関してお話をお聞かせください。

    当院では、マンモグラフィはシーメンス社の3Dで見ることができる装置を導入しております。日本人の乳房はマンモグラフィでは細部が見えにくいという特徴があるため、2Dよりもさらに見やすく、がんの発見につながりやすい3Dを採用いたしました。また、超音波検査に関しても乳房の場合は検査を行った者の、スキルの差によって見落とされるリスクが変動するため、こちらも3Dで情報収集をして、取りこぼしがないように気を付けております。

  • スタッフのスキルアップの勉強会や接遇面での研修などは院内で開かれていらっしゃいますか?

    医療機関のサービスというのは、特殊な技能あるいは技術者によって提供される特別なサービスであります。受診する方は体だけでなく心も弱っていらっしゃることが多いため、そのような人たちに少なくとも、失礼のない接遇を心がけるというのはとても重要だと思っております。そのため、外部講師を招聘(しょうへい)して指導をしてもらうなど、定期的に新入社員のときから接遇面のトレーニングは受講していただくようにしております。

  • 宇都宮セントラルクリニックが掲げる理念に関して詳しく教えてください。

    われわれの画像診断センターというのは、独立型の画像診断センターであるため、皆さんの画像診断のファーストチョイスとされる施設でありたいと思っております。そして、新しい機械を常に導入してサービスを提供し、読影する医師については、遠隔ネットワークを利用することで専門分野別にサブスペシャリティの先生方の診断を提供することで、よりいっそう、画像診断の精度を向上させる努力をしております。

  • 医師としてのやりがいを感じる瞬間について詳しくお話をお聞かせください。

    それは、自分自身のがんを発見できたときになると思います。私は、以前MRIの研究者だったのですが、MRIのプログラムを書いていて、夜疲れてしまったこともあり、睡眠をとるついでに自分自身が被験者になってMRIの中で寝たことがありました。そして、そのとき撮影した画像の中に病変らしきものが写っていて、実際にそれはがんでした。がんの発見につながり命拾いしたのも自分が医師でMRIの研究をしていたからです。

  • ご自身にそういった経験があると受診者の方と同じ目線を持てると思うのですが?

    がんが見つかって、医者の不養生と言いますか、自覚がなかったんですね。自覚症状がないときに検査をすることが重要なことだとそのとき思いましたし、誰に手術をしてもらおうか、どういった治療方法があるかという事を自分で確かめたり、調べたりしました。しかし、先生に相談すると先生によって言う事がさまざまなんです。そのときに自分の顧問の医師がいたら良いなと思い、顧問医という概念をメディカルクラブで始めました。

  • 予防医療の重要性について、先生の考えを詳しくお聞かせください。

    予防医療には2パターンあります。一つは、たとえばワクチンのように、同一の処置を不特定多数に行うといった集団向けのものになります。もう一つは各個人が、自分はがんの家系だから心配なので検査をしたいといったような、それぞれの個別特性に応じたものになります。当院は公的な医療機関ではないため、個人で健康管理に興味のある人に対して、質の良いサービスを提供していくことが予防医療における役割だと考えております。

  • 健診に対する先生の想いについて、詳しくお話をお聞かせください。

    画像診断というのは、デジタル化が始まっており、ほとんど情報産業と言っても過言ではありません。今度はデジタルとネットワークの次にAIが入ってくるという時代になりました。私が考えているのは、健診や画像診断というのは、将来人間が行わなくてもよくなる分野だと思っています。しかし、そのAIが診断した結果に対してしっかりと、われわれ医師が次にどうすればよいのかということを判断し、次の時代に合わせた働き方を模索しているところです。

  • 今後、宇都宮セントラルクリニックをどのような医療機関にしていきたいとお考えですか?

    先ほど申し上げた通り、今後は画像診断をAIが行う時代がくると思います。そのため、われわれは新しい診断機器を常に取り入れ、使用することで正しい検査を行い、放射線技師や臨床検査技師は技術を身につけなければいけません。そして、効率よくAI技術を取り入れ、医師のリソースをマネジメントするネットワークの仕組みが必要であり、これらをうまく組み合わせて画像診断センターと健康管理センターの運営をしていきたいと思います。

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