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Point1
血液でがんのリスクが
わかる仕組みを解説
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がん細胞は毎日誕生⁉︎ 増殖の過程で血液からわかること
日本人の2人に1人はがんと診断される悪性新生物(がん)は、死因順位別にみると昭和56年以降ずっとワースト1であり、一貫して上昇傾向にあります。しかし、がん発見時のステージ別に見るとステージⅠで発見できた場合の生存率は、肺がん:85%、子宮がん:93%、胃がん・大腸がん:ともに98%、乳がん:100%と非常に高いことがわかっています。つまり早期発見さえできれば、がんは治る可能性が大きいのです。
出典:厚生労働省「令和3年(2021) 人口動態統計月報年計(概数)」、全国がんセンター協議会「部位別臨床病期別5年相対生存率」
実はがん細胞は、私たちの体内で毎日数千個も生まれていることをご存じでしょうか。しかし健康な人の場合は日々、自身の免疫細胞によってがん細胞の増殖が抑えられています。
しかし免疫力の低下などにより抑えきれなくなると増殖がはじまり、1〜1.5ミリくらいからさらなる増殖のために「新生血管」と呼ばれる独自の血管を作ります。
新生血管を通じて酸素と栄養を受け取ったがん細胞は5年から20年かけて30回の分裂を繰り返すと、大きさにして1センチ程度ですが約10億個にも育っています。このサイズになってようやくPET-CTやMRIで見つけることが可能となります。
がん細胞は増殖の過程で新生血管から既存の血管へと漏れ出すことがありますが、この漏れ出したがん細胞(血中循環がん細胞)を捉えることができれば、がんの超早期発見に繋げられることになります。
この血中循環がん細胞を捉える検査をCTC検査といいます。(CTC=Circulating Tumor Cells)
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Point2
浸潤・転移しなければ
がんは怖くない?
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リスクが高まる「間葉系のがん細胞」の存在をいち早く捉える
血中循環がん細胞(CTC)には大きく2種類があります。細胞間の接着が強い「上皮性がん細胞」の場合は、血中に漏れ出しても自己が持つ免疫で抑えることができるためそれほど怖いものではありません。
しかし、がんが進行して悪性化していく過程で「間葉系のがん細胞」に形質変化を起こしますが(=上皮間葉転換)、この間葉系のがん細胞は次第に、発生した場所で増えて周りの器官へと広がる「浸潤」、さらに血液やリンパにのって流れ着いた場所で広がる「転移」を起こします。
この、浸潤・転移の恐れがある「間葉系がん細胞」を早い段階で見つけることが、がんの進行を食い止めることにつながりますが、自分の体のどこかに「間葉系がん細胞」があるかどうかを調べる血液検査もあります。PET-CTやMRIなどの検査機器を用いて時間をかけることなく、採血だけで簡便であること、またがん細胞が1センチ以下の段階でもわかるというのは非常に心強い検査といえるでしょう。
検査の特徴
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特異度94.45%の抗体を活用した、血液検査
東京・渋谷区にある代々木ウィルクリニックでは、浸潤・転移の恐れが高い間葉系がん細胞だけを捉えるCTC検査を提供しています。この検査には、アメリカ・テキサス大学の研究施設であるMDアンダーソンがんセンターが開発した、がん細胞の検出において特異度94.45%という非常に高い精度を誇るCSV(細胞表面ビメンチン)抗体の世界独占利用権を獲得した海外の検査手法を導入しております。
*特異度:がんでない人が陰性となる正確性のこと。乳がん患者を対象にした米国MDアンダーソンがんセンターが発表した論文より(Satelli A, et al. Clin Chem. 2015 ;61:259-66.)
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日本国内で分析、CTCの個数がわかる
検査では自分の体内のどこかに「血中循環がん細胞(CTC)が何個あるか」という数値が明確となります。血液は非常に繊細なため、採血後は迅速に検査を実施することが不可欠ですが、この検査は日本国内に検査センターがあるため、分析まで非常にスムーズに行われることも特長です。
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Point3
どんな方におすすめ?
医師&受診した方の声
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マイクロCTC検査先進医療研究所所長
元順天堂大学医学部先任准教授
代々木ウィルクリニック院長
太田 剛志 -
自覚症状があってからでは遅い
エビデンスのある検査で自分の体を大切に私は大学病院でがん治療の専門医として長く従事してきました。日々、患者さんの病態を見て治療の提案をするなかで、医師としてもっとできることがあるのではないかと考えるようになり、この「血中循環がん細胞」によるリスク検査に辿り着きました。
日本ではまだまだ導入されている医療機関が少ないですが、欧米のがん研究分野では広く知られており、医学論文データベース「PubMed」で検索すると約30,000を超える論文が出ています。日本はがん検診の受診率が低いことが課題ですが、がんは早期発見さえできれば治る病気です。昨今ではいろいろながんリスク検査が存在しますが、しっかりとしたエビデンスがあるものを選び、自覚症状のない段階から検査をすることを推奨します。
女性は30代から検診意識を
がんのリスクを知る検査として、当検査は性別・世代を絞らず広く対象となりえますが、私としては30代女性にこそ受検を検討してほしいと考えています。その理由は、乳がんや子宮がんの発症のピークは30代であること。しかし現代の30代女性は2極化されていて、お仕事に邁進しているか、家庭で子育てをしていらっしゃる。そうなると、数年間検診を受けていないという方が意外と多いんです。
1日かかるような検査だとなかなか時間が取りにくいという声が多く聞かれますので、そういう方にこそ、採血するだけでがんリスクがわかる検査を気軽に受けていただきたいですね。
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全体的ながんリスクを
血液だけでわかる簡便さが魅力すい臓がんは見つかりにくい、自覚症状があってからではだいぶ進行しているという話も聞きますが、このマイクロCTC検査はすい臓も含めたがんのリスクが血液でわかるという簡便さがトライしやすいと感じました。
母と祖母、祖母の妹もすい臓がんを患ったことで、私自身も不安が拭えず年に1度はMRIを撮ってきました。がんの検査というと部位別に受けることができるCT検査もありますが、ターゲットとする部位を調べることで安心してしまい、他の部位を見過ごしてしまいがちですよね。検査時の被ばくを考えると、何度も受けるのは……という懸念もあります。そういう意味でも、採血だけで全体的ながんのリスクがわかるというのはすごくいい検査だと思います。
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Point4
スマート&スムーズな
検査の流れをチェック
採血は約5分で終了!
血中循環がん細胞検査
(CTC検査)
わずか5分の採血で調べる
全身のがんリスクチェック
代々木ウィルクリニックの
血中循環がん細胞検査(CTC検査)
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- 【採血・最短5分】全身がんリスクスクリーニング
(血中循環がん細胞) -
- 基本検査
- 血液検査
- ¥198,000(税込)
※2024年3月時点
- 【採血・最短5分】全身がんリスクスクリーニング
施設情報
完全個室のプライベート空間で
年に一度のがんリスク検査を
代々木ウィルクリニック
- 東京都渋谷区代々木1-35-1 プレンジ代々木2F
- 代々木駅(西口・北口から、徒歩30秒) / 代々木駅(A2・A3出口から、徒歩30秒)
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休診日:祝
※全身がんリスクスクリーニングの採血時間は 月~木 9:00~10:30 / 12:00~14:00 金~日 9:30~12:00 となります。
※日曜日は全身がんリスクスクリーニングのみ受け付けております。