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天白宮田クリニックインタビュー

おなかに関わる検査の専門の病院として、罹患(りかん)数の多い大腸・胃疾患の早期発見に努めています。

【Dr.インタビュー】院長:宮田 雅弘 先生
当院は胃カメラ、大腸カメラ、大腸CTとおなかに関わる疾患に関しては一通り検査ができる体制が整っています。専門病院として、丁寧なアドバイスができることも強みだと考えています。また、大腸検査は羞恥心や痛みを伴うため、苦手意識の多い方もいますが、そんな方にも楽にできる方法もご提案することができます。

  • 予防医学の重要性について、貴院の考えを詳しくお聞かせ願います。

    がんは早期発見・早期治療が非常に重要で、特に胃がんに関しては、早期であればおなかを開けなくても手術ができる内視鏡治療が主流になっています。また、ピロリ菌やポリープなどのがんリスクをあげる要因を早いうちから治療していく事で、がんの発生を抑えることもできます。がんは手遅れで見つかると命を落とす疾患でもありますので、すべての方に早期発見の大切さを知っていただき、受診いただければと思っています。

  • このエリアの受診者のプロフィルや見つかりやすい疾患リスク、健康意識などの傾向があればお聞かせ願います。

    当院のある名古屋市天白区は住宅街にあります。そのため、昔からお住まいのご高齢者も多く受診される傾向にあります。当院の専門として消化器系が中心になりますが、30代40代の働き盛りの方は胃腸のトラブルが目立ちます。また、80代になりますと便秘治療をおこなうケースが多いです。そうした疾患に関しては症例も多く、お問い合わせもたくさんいただいています。

  • 消化器の検査の受診が推奨される年代やプロフィル、受診頻度の目安があればお教え願います。

    胃や大腸の検査は企業検診の項目に含まれますので、まずはその検査を確実に受けてください。そのうえで何か検査数値に異常を示した場合には、すぐに再度受診していただき、より細かな検査に移っていきます。結果が出ても放置するのではなく、速やかに行動する事で早期発見につながりますし、ご自身の身体を守る事にもなります。検査方法も痛みの少ない検査環境を整えられるよう、日々努力しておりますので、どうぞご来院をお待ちしています。

  • 「大腸CT検査+胃カメラ」の大腸CT検査について、お教え願います。

    大腸CT検査は大腸だけではなく、すい臓や胆のうの疾患を見つける役割もするため、メリットの大きい検査になります。細いチューブから二酸化炭素をいれCTを撮る検査になりますが、大腸内視鏡検査よりも羞恥心なども抑えられますし、短時間で実施できるため、リラックスして検査を受けていただく事が可能です。

  • 大腸カメラについて、特徴など詳しくお聞かせ願います。

    大腸カメラは腸管内部から観察を行う検査方法です。大腸がんや大腸ポリープの早期発見に役立つため、検査コースとして設定しています。当院の使用している大腸カメラは、NBIという特殊な波長の光を組織にあてることで血管が強調され、微小な異変の変化にもより早く気づき、疾患の早期発見に非常に有用なものとなっています。

  • 胃カメラについて、特徴など詳しくお聞かせください。

    胃カメラは食堂・胃・十二指腸を内部から観察する検査方法です。食道がんや胃がん、十二指腸潰瘍などの疾患リスクの早期発見につながるため、検査コースとして設定しています。当院では経口と経鼻を選択できるので、ご希望に合わせて検査が可能です。やはり一人ひとり挿入しやすい方法は異なりますので、無理をせずまずはご相談いただければと思います。

  • 胃カメラや大腸カメラを行う際に、工夫している点があればお教え願います。

    特に大事にしているのは、患者さまがいかに苦痛なく負担なく検査を受けられるかです。当院では実務経験の長いナースが前処置から対応していますので、落ち着いて受診していただけます。また、痛み止めのゼリーを使用し、痛くないことを確認しながら進めていくよう心がけています。検査終了後に記入いただくアンケートも参考にし、常に良い検査ができるよう日々努めています。

  • 院内環境でこだわっているポイントについて、お教え願います。

    病気がない方に対して病気を作ってしまうのは絶対にダメですので、院内感染予防は特に徹底して取り組んでおります。例えば物品の再使用をしないようにし、内視鏡機器は洗浄機で殺菌消毒しています。また、白と木目を基調とした清潔感あふれる落ち着いた雰囲気を作り出すことで、受診者さまがリラックスできるような院内環境にしています。

  • 検査画像の読影体制や結果報告の方法について、お聞かせ願います。

    検査画像については、私が週に一回通っている藤田保健衛生大学で内視鏡の分野に知見を持った医師に読影をしてもらい、ダブルチェック体制となっています。また、結果説明については病理検査がない場合は当日全てお話ししています。その際に必ず画像はご本人に持ち帰っていただいて、数年後に思い出してもらい再度受診していただけるよう心がけています。もし引っ越しをした場合でも手元に画像があるので、ご自身の病状を知るのには非常に有用な方法だと思っております。

  • 貴院で行うフォローアップ体制について、お教え願います。

    まず検査で異常が見つかったら、再度組織検査をしてその結果に基づいて丁寧に対処していきます。万が一悪性の場合には私が関連している病院をすぐに紹介して治療を受けていただいています。特に問題がない場合でも、経過観察が必要な場合には一緒に計画を立て、その都度ご予約いただき受診していただく事で、疾患の早期発見につながります。

  • 人間ドック・健診にかける先生の想いをお聞かせください。

    予防を考えたときに、人間ドック・健診は非常に重要です。私が長年医療に携わってきた経験から、早期がんで内視鏡治療をして治りましたよという患者さんもいれば、転移をしていてなかなか難しいですという患者さんもいました。そうした事からわれわれの使命というのは、しっかりと病気を見つけてその方に丁寧な治療を受けていただけるようにすることだと思っています。そのためにもしっかりと今の業務に努めていこうと思っています。

  • 最後に、先生からメッセージをお願いいたします。

    当院では胃カメラ大腸カメラ大腸CTとおなかに関わる検査を取りそろえています。これらに関しては一通り何でもできる体制が整っていますし、私も日本消化器病学会の消化器病専門医としてしっかりとしたアドバイスができます。研修も普段から欠かさずおこなっておりますので、きっと皆さまに喜んでいただけるご提案ができると自負しています。ぜひ当院にお越しください。

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