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倉岡医院インタビュー

早期発見の難しい、すい臓疾患の検査に注力しています。検査方法にもこだわりを持って取り組んでいる。

【Dr.インタビュー】院長:倉岡 圭 先生
当院では、すい臓疾患の早期発見に注力をしています。超音波内視鏡検査を用いるだけでなく、水の飲み方や検査時の体勢においても研究し、疾患を発見しやすい方法をご提案しています。また、土曜日も人間ドックに対応していますので、忙しくてなかなか受診できない方にもお勧めです。

  • 予防医学の重要性について、貴院のお考えをお聞かせ願います。

    私の長年の経験から、がんは発見された時に進行していると治療することが難しい病気ですので、早期発見する事で治療成績を向上する事ができます。特に胃がんや大腸がんは早期であれば内視鏡での治療が可能です。また、がんの危険因子である糖尿病や胃のピロリ菌、肝ウイルスも患者さまが把握をして治療に前向きになることで、予防につながっていきます。そのためにも早めの健診をお勧めします。

  • このエリアでの受診者の年代や見つかりやすい疾患リスク、生活習慣、健康意識などの傾向があればお聞かせ願います。

    当院がある福岡県三沢の地域では、消化器病の分野や、内視鏡検査に知見を持った医師が少ないです。そのため、当院が率先して消化器がんの早期発見を目指して検査をすることが、非常に大切だと考えています。受診者は高齢者が中心で若い方はあまり受診されませんが、年に一回でもしっかり定期検診を受けていただければ、予防につながるのではないかと思っています。

  • 消化器精査ドックの受診が推奨される年代や受診頻度についてお教えください。

    当院では胃透視ではなく胃カメラで検査を行います。胃透視検査は技術の差が出るので、医師によって結果が異なるケースが考えられます。一方、胃カメラ検査は直接胃の粘膜を観察しますので、見落としもなく早期発見もしやすいため、推奨しています。また、苦痛軽減のために麻酔をかけ、鎮痛剤を使用するなどの工夫も行っていますので、リラックスしてご受診ください。

  • 組み合わせにより4コース設定している消化器精査ドックについて、特徴などお教え願います。

    当院ではすい臓がんに非常に力を入れています。私自身が大学でずっとすい臓グループですい臓の精密検査を行ってきた経験を生かして、専門医の目線ですい臓がんの危険因子をしっかりと判断し、検査していきたいと思っています。すい臓がんは早期発見が難しく命を落とす人も多いです。この検査こそ当院で受診いただく大きなメリットだと考えています。

  • 消化器精査ドックの胃カメラ検査について、詳しくお聞かせ願います。

    当院では胃透視ではなく胃カメラで検査を行います。胃透視検査は技術の差が出るので、医師によって結果が異なるケースが考えられます。一方、胃カメラ検査は直接胃の粘膜を観察しますので、見落としもなく早期発見もしやすいため、推奨しています。また、苦痛軽減のために麻酔をかけたり鎮痛剤を使用するなどの工夫も行っていますので、安心して受診ください。

  • 大腸カメラについて、特徴や目的、工夫している点などお教え願います。

    当院では二酸化炭素を用いた大腸内視鏡検査を行っています。空気で膨らますより二酸化炭素の方がガスが吸収されるスピードが速いので、おなかの張りや不快感の軽減につながります。また、大腸がんは日本人の部位別がん罹患(りかん)数を見ても男女とも高いので、自発的な受診を推奨しています。早期発見できれば内視鏡での治療も可能ですので、身体の負担も少なくなります。

  • 腹部エコー検査について、特徴や目的などお教え願います。

    この検査では、肝臓・胆のう・すい臓・腎臓・脾臓(ひぞう)の疾患リスクをチェックするのが主な目的です。胃カメラや大腸カメラと併せて実施をすることで、腹部の臓器をくまなくチェックできます。腹部エコーだけでは見えない部分もありますので、CT検査の併用をご提案するケースもございます。また当院では、超音波内視鏡検査もおこなっていますので、通常の腹部エコーでは発見が難しいすい臓などの観察にも有用となっています。

  • 画像検査の読影体制について、貴院の特徴をお教え願います。また、検査結果報告の方法についても併せてお教え願います。

    画像診断は、検査時と結果報告時に二度確認をすることで見逃しをなくすよう工夫しています。悩ましい症例に関しては、大学病院の先生に診てもらい一緒に診断をさせていただいてます。結果報告の際にも、難しい言葉をなるべく使わずにシンプルにお伝えする事を心掛けています。検査を受けるだけでなく、診断・報告までしっかりと対応させていただきます。

  • 受診後のフォローアップ体制について、詳しくお聞かせ願います。

    病気によって異なりますが、慢性肝炎やすい臓疾患の方に関しては密に診察をさせていただいております。また、ピロリ菌感染の方は、年に一度の定期観察を推奨しています。その方の経過観察の適正なタイミングをお伝えするのも、われわれの重要な役目であると思っていますので、きちんとお説明をするようにしています。その中で、他院に紹介が必要な方にはきちんと紹介状をお渡ししていますし、ご希望があれば転院も可能ですのでご相談ください。

  • 人間ドック受診者と接するうえで、気を付けていることがあればお教え願います。

    人間ドックを何度も受けられている方は、痛い・苦しいといった苦痛を把握されておりますが、初めての方は不安な方がほとんどですので、きちんとお時間を取りご説明しています。そうする事で、どのような検査をするのかイメージを付けていただきやすく、落ち着いて検査に挑んでいただけるよう配慮しております。また、当院は平日の受診が難しい方を対象に土曜日も実施しています。

  • 倉岡医院の強みについて、詳しくお聞かせください。

    当院の強みは腹部エコー検査です。すい臓を詳しく見るために、水を飲んでエコーをしてもらい、半座位の状況でおこなっています。この方法は取り入れている病院が少ないので、当院の大きな強みだと思っています。すい臓は早期発見が難しく、死亡例も少なくありませんので、より慎重にチェックしていきたい臓器になります。

  • 最後に、先生からメッセージをお願いいたします。

    現代は、がんになる人が二人に一人の時代ですので、一人一人が意識をもっていただくことが大切です。人間ドックを受けることで、がんの早期発見・早期治療につながりますので、ぜひこの機会に受診をお願いいたします。みなさまのお力になれるようなご提案もさせていただきますので、気軽にご相談ください。お待ちしております。

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