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飯田市立病院インタビュー

診療・介護に先立つ「予防医療の実践」こそが、人間ドックであると考え、地域の人々の健康をサポートしてまいります

【Dr.インタビュー】院長:堀米 直人 先生
地域の急性期病院として機能するとともに、疾患リスクの早期発見・早期対応ができる人間ドックにも力を入れております。自分でも気が付かない病気や生活習慣病を早期に発見し、早期治療に結びつけることが、人間ドックの大切な役割です。身体の調子がよい元気なときにこそ人間ドックを行うことで病気を防ぎ、早期の対応を開始することによって皆さまの健康な生活がより長く続くようなお手伝いができればと思っております。

  • 提供されている人間ドックに対する理念や考えを教えてください。

    当院は地域の人々を支え、頼りがいのある医療の実践を大切にしています。自覚症状のない疾患リスクを早期発見・早期治療することを通して、健康寿命をのばし、生活の質の向上を目指すものこそが人間ドックであると当院は考えています。地域の医療機関と協力しながら地域医療支援病院として、予防医療に関して地域の「けん引車」を目指し、高度急性期および急性期医療を中心に地域の人々の健やかな生活の手伝いができるよう努めています。

  • どのような方に人間ドックを受けてほしいと考えていらっしゃいますか?

    当院が立地する伊那地区は、非常に広い面積を有し、若い人、働き盛りの人から高齢者まで幅広い年齢層の人々が暮らしています。実際、高齢者の方も多く来院されますが、仕事で忙しく、体調が悪くても職場から病院が遠いため、病院へ行く機会を持てない人が多いのではないでしょうか。そこで、そのような方々に元気なうちに自身の身体と向き合う時間を調整してもらい、できるだけ多くの人を診察していきたいと思っています。

  • 35歳以上の人に年に1度の人間ドック受診を推奨しているのはどのような考えからでしょうか?

    自分は健康だと思っていても、実は病気は始まり出しているということもあります。また、35歳というと社会的に重要なポストに位置づけられる人が増えてくる年代でもあります。そのため、ほぼ35歳を超えたあたりから、目に見えない気付かない病気が始まっていることが多いです。そのような人々が忙しさを理由に人間ドックを後回しにすることがないようにと、35歳を過ぎたらぜひ受けてくださいと推奨しています。

  • スタンダードな日帰り人間ドックについて特徴を詳しく教えてください。

    日帰り人間ドックの目的は、全身の健康チェックと生活習慣の改善です。重点としては生活習慣病に関する糖尿病、高血圧、心臓疾患系などを調べることにより、すぐに結果が分かる1番多い病気を網羅し、かつ1日で検診が終了するということです。自覚症状のないうちに病気は始まっているので、疾患リスクを早期に発見し、治療のお手伝いをするものが人間ドックであると当院は考えています。

  • 宿泊ではなくて「通院2日」のコースになっている理由は何でしょうか?

    社会情勢の違いだと思います。昔は、非常に余裕があり病院に泊まっていただいておりましたが、時間や仕事に追われる方、家での制約がある方などは午前中および午後の一部の時間に検査を行うことにより、帰宅後普通の生活を送ることができるようになりました。また、翌日午前中からお昼にかけて検査を実施することによって、受診者の利便性も向上し、検査内容も劣ることなく対応できたため、通院2日の体制を整えました。

  • 通院2日人間ドックについて、通院2日目に「糖尿病検査」「不整脈検査」などを検査項目として加える目的は何でしょうか?

    糖尿病は単回の血液検査ではどうしても見つけにくいと言われています。そのため、はっきりとした診断根拠につなげるために、食事負荷と同じようにブドウ糖負荷検査を行っています。また、心臓に関しては安静時では分からないような不整脈、虚血、血液の流れが悪くなる傾向をしっかりと負荷心電図で診察しています。何かあったときにバックアップできる体制を整え、より早くに疾患リスクを見つけるよう努めています。

  • 脳ドックの主な目的と磁気共鳴画像装置(MRI)とMRAの違いについて詳しく教えてください。

    脳ドックは、脳血管疾患(脳卒中)リスクを調べることが目的です。脳卒中のうち脳梗塞リスクを主に調べる「頭部MRI(磁気共鳴画像撮影)検査」と、くも膜下出血を引き起こす未破裂脳動脈瘤(りゅう)リスクを調べる「頭部MRA(磁気共鳴血管撮影)検査」を導入しています。疾患リスクの有無を診察し、万が一疾患が見つかった場合にも早期の対応ができる準備をするという意味で脳ドックを設定しています。

  • オプション検査として「動脈硬化検査(血圧脈波検査)」を追加するとより良いのはどういったメリットからでしょうか?

    脳梗塞や心筋梗塞等は、動脈硬化が原因の一つと言われています。「動脈硬化検査(血圧脈波検査)」では、脳卒中の前段階といえる動脈硬化の程度を調べています。解離性動脈瘤(りゅう)のリスクや、血管内部の総頸(けい)動脈を見ることによって、全身の血管の血管年齢いわゆる血管の柔らかさ、そのリスクを推測することができるメリットがあります。

  • オプション検査として「乳がん検査」を設定している理由を教えてください。

    今の時代、乳がんは7人に1人の割合で発症すると言われるほど、非常に女性にとっては多く、また悩ましい病気になってきています。ぜひとも毎年検診を市町村でおこなうようにと言われていますが、多くの人がなかなか行く機会を持てないのが現状です。そこで、当院は人間ドックと一緒に検査をやりたいと思い、始まったわけです。

  • 当院で行っている「乳がん検査」の特徴やお勧めを教えてください。

    当院の「乳がん検査」に関しましては、乳房、乳腺に知見を持つ医師が診察を行っていることが特徴だと思います。最近の若い人たちの中には、マンモグラフィ(乳房X線撮影)で行うエックス線検査に抵抗がある方がいますので、そのような方に対してはエコー検査(乳腺超音波検査)」を実施することも可能ですが、日本だけではなく外国でも推奨されていますようマンモグラフィ(乳房X線撮影)がやはりまず1番撮るべきものです。

  • 「乳がん検査」では女性医師、女性技師も診察を行っているのでしょうか?

    当院は乳がんに知見を持つ男性医師もおりますが、女性医師も診察を行っています。また、マンモグラフィ(乳房X線撮影)およびエコー検査(乳腺超音波検査)に関しても女性の診療放射線技師技術スタッフがおりますので、彼らが乳腺の乳がん検診に関しては検査をおこなっております。その点は受診者の方に配慮し、積極的に受診を推奨しています。

  • オプション検査として「子宮頸がん検査」を設定している主な目的は何ですか?

    子宮頸がんの早期発見が目的であり、そのために「子宮頸部(けいぶ)細胞診」を検査項目としています。また、市町村でも子宮頸がんの検診はありますが、乳がん検診と同様、その検診だけを目的に検査に向かう人は少ないです。そのように考えると、年に1回の人間ドックで全部まとめてがん検診を行うことにより、少なくとも1年、2年は疾患を気にすることなく生活ができるかと思いますので、受診者の利便性も含めて設定しております。

  • 予防医療の重要性について、先生の考えを詳しく教えてください。

    病気が起きてからだと受診者さんの社会的な補強というものが難しくなってきて、治療に対しての時間を割くことが非常に難しくなってきます。そこから時間的、さらに経済的な負担というのが大きくなってしまいます。ところが予防医療いわゆる予防的な治療だと短い時間で、経済的な負担も少なくて健康な体に戻ることもできるため、早期発見・早期治療というものが今の社会には必要だと考え、重要視しています。

  • 人間ドックや検診にかける先生の熱い想いについて語っていただければと思います。

    当院は急性期病院として、この地域の患者さんたちの治療、病気に対する早期治療それから集学的な治療をおこなってはいるものの、やはり受診者さんたちにとっては負担の大きいものです。当院は、急性期病院であるとともに、予防的な治療、予防医学に対しても重きを置き、早期発見早期治療に注力することで、積極的に受診者さんたちの健康で健やかな生活の手伝いができるような方策を立てていきたいと思っています。

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