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さがみ林間病院インタビュー

早期発見、早期治療の予防医療を重要視し、検査結果はダブルチェック制度でより精度の高い結果を受診者に提供しております

【Dr.インタビュー】センター長:笹本 みゆき 先生
受診者に誠実に向き合うことを日々考えており、病気の治療だけに止まる事なく、心のケアも同時に行うことで、受診者を心身両面から支えています。健診時は、新しい検査機器などを駆使して早期発見、早期治療の予防医療に貢献するだけでなく、検査結果はダブルチェックにより精度を上げ、各診療科の医師によるスピーディーでより良い判定を心掛けております。このように、受診者のメリットを何よりも考えた医療を提供しております。

  • 先生が医師を目指されたきっかけについて詳しくお話をお聞かせください。

    私自身が幼い頃、体調を崩し、近所のかかりつけの先生を受診した際に、具合が悪くとても心細い思いをする中で、医師の方が優しく接してくださり、穏やかな気持ちを与えてもらったことをとても印象的に覚えています。病気のときは、体はもちろんですが、心も弱くなっており、そのようなときに、つらい気持ちを少しでも助けてあげられたらよいなと思い始め、医師という職業に憧れるようになり、次第に医師を真剣に目指すようになりました。

  • 先生が日々診療をされている中で、曲げられない信念や心構えなどありましたら、詳しく教えてください。

    医療に対しては「誠実」にということを信念として日々診療をしております。そこは事実を曲げないということも合わせて考えており、誠実に事実を曲げずに受診者の方に対応する事が医師としてのあるべき姿だと考えております。それに加え、来院される受診者のみなさんはお身体もそうですが、お気持ちもめいっていらっしゃる方々が多かったりするため、その心のケアということも常に意識しながら受診者の方と毎日接しています。

  • がんの早期発見に力を入れていらっしゃいますが、導入されているCTへのこだわりなどを詳しく教えてください。

    当院のCTは、撮影のスピードが非常に速く、また鮮明な画像が撮れますので、特に日本人のがんで1番多い肺がんに関しましては、320列で肺をしっかりとみることができ、早期で病気を発見することができます。がん以外の肺気腫といった、別の病変もしっかりと見つけることができ、腹部の方もCTでスライスすることで、超音波検査では分かりづらい、すい臓や副腎など、そういったところの腫瘍も発見する事が可能になりました。

  • 胃カメラの痛みに対して、さがみ林間病院で工夫や配慮されていらっしゃることがありましたら詳しくお聞かせください。

    内視鏡を受けられる受診者には医師からの問診があり、まずはその際に力を抜いていただくようなお声掛けをしております。そこで少しでも笑顔になっていただき、力を抜いていただくことが大切だと思います。経口内視鏡のカメラは太い分、苦しさもありますが、鮮明な画像でがんの早期発見の可能性が上がるという利点があります。

  • さがみ林間病院では、複数名の医師によるダブルチェック体制が整えられているとのことですが、メリットについてお聞かせください。

    当院は病院併設のため、各診療科の医師によって検査結果の内容の再確認を行い、より精度の高い検査結果をスピーディーに受診者の方にお渡しすることが可能となっております。また、複数名の医師が判定を行うことにより、1人の医師では気付かなかったを見つけることができるメリットをもつダブルチェック体制は当院の強みであると考えております。このように、受診者をより良い方向に導けるように日々努力しております。

  • 人間ドックを受診する方に提供される季節の松花堂弁当とはどのようなものでしょうか?こだわりを教えてください。

    お食事に関しては栄養士の方にいろいろと相談をして、カロリー制限がある中でも見た目がおいしそうで、味も良いというお食事に変更していただきました。また、料理長さんには、なるべく季節の物を使ってお料理していただくようにお願いしています。人間ドックを受けた方にはアンケートをご記入いただいているのですが、その中で、食事がとてもおいしかったというお声を多くいただいており、当院としてもうれしく思っております。

  • さがみ林間病院が掲げられている理念について詳しく、先生のお言葉でお聞かせいただければと思います。

    病院の併設の人間ドックという事が大前提にあるため、受診者の皆さんにはまず健診を受けていただき、より良い検査結果をお届けする事を理念としております。また、紹介状はできるだけ皆さんにご用意しており、当院から遠い地域に住まわれていらっしゃる方にはお近くの医療機関を調べ、当院に近い方であれば当院の一般診療の予約を取るなど、異常をスピーディーに受診していただけるような体制を整えております。

  • 先生が日々診療をされている中でのやりがいなど、エピソードを交えて詳しくお聞かせください。

    受診者の病気を早期で発見することができ、そして無事、治療を終えたあとに「ありがとうございました」と言っていただけると、医師をやっていてよかったなと思います。また、治療後も継続的に受診してくれる方々も多くいらっしゃいます。このように、皆さんの健康を支える一部となれている実感を得られる事がうれしいです。

  • 職員の方のおスキルアップの勉強会や接遇面に関してのセミナーなどは定期的に開催されていらっしゃいますか?

    当院では、スタッフに対して定期的に接遇面の勉強会を行っております。研修のビデオを見たり、病院全体でも接遇の研修会が行われていますので、そちらにも参加したりなどしております。受診者の方には当院の顧客満足度調査にご協力をいただいており、1つ1つの部門に関して、接遇面でアンケート調査を実施しております。そのアンケート内容を元に研修の内容なども毎回充実させています。

  • 予防医療に力を入れていらっしゃいますが、先生の考えなどを詳しくお聞かせください。

    まずは、自覚症状がなくても人間ドックや健康診断を受けていただく事が大切です。病気の早期発見には通常の基本検査だけではなく、胃カメラやCTなどの検査を合わせて受けていただくのが重要だと思います。またご自身としては自覚症状がないため、結果に異常が出た場合も重要ではないと考えてしまわれる方も多数いらっしゃいますが、将来的には大きな病気につながる可能性もあるので、しっかりと治療をしていただきたいと思います。

  • 受診者サポートセンターとはどのようなものですか?どういう利用方法があるのでしょうか?

    受診者サポートセンターは受診者のサポートを行っている部門になります。たとえば、受診者が入院されるときから退院するまでの生活全般のサポートなども行います。ほかにも、受診者が遠方に住まわれている場合などには、受診が可能な、自宅近くの専門分野の医院を探すお手伝いなどをさせていただいております。このようなシステムを駆使することで、受診者により良いメリットを提供することができていると思っています。

  • 受診者の方によりよい医療を提供するために、先生が日頃から心がけているようなことがあれば詳しくお聞かせください。

    受診者の方にはただ健診を受けていただくということではなく、分からないことや日頃から気にしていることがあれば聞いていただけるような雰囲気作りを心がけています。受診者が何気なく言った一言や疑問点などに病気を発見するヒントがあったりします。そのため、受診者の方が気軽にお話をしていただけるよう、話し方にも気をつけています。これは私だけではなく看護師から医師まで、スタッフ皆が共通で意識していることです。

  • 健診を受けようか迷っている方に対して、先生からメッセージをお願いします。

    ぜひ人間ドックに受けてください。と言うのも、とにかく病気を見つけるためには自覚症状がない時点で身体のチェックをすることが大事だからです。当院に来院された受診者の中には、自覚症状がないにも関わらず、緊急性を要する状態にまで進行していらっしゃった方もおり、検査の途中で一般診療を受診していただくという対応をした事もあります。病気を早く発見し、短い期間で治療ができるように早目に健診を受ける事をおすすめします。

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